ミッキーとミニーのツーショット

テトリスアドベンチャー
すすめミッキーとなかまたち

Produced by (c) カプコン
1998.12.24 発売 (\.3800)

ディズニー監修の元、カプコンが制作したテトリスのアレンジバージョン。先にN64でリリースされたものの移植版だが、出来の悪いソフトは発売させないというディズニーが認めただけあってGBながらもグラフィックが非常に良く出来ている。


鍵穴ブロックを消せばクリア!

良く出来ているのはグラフィックだけではない。オリジナルの他に新たなルールのテトリスが3種類も収録されているのである。ブロックを消すことで色が変わるフィールドをお手本と同じようにするシグナルテトリス、どんどん下からせり上がってくるブロックを消していき最下層にある鍵穴ブロックを消すとクリア出来るタワーリングテトリス、フィールド上に散らばる特定のブロックを規定数内で全て消し去るターゲットテトリス、COMとの対戦によるマジカルテトリスなど、どれもひと癖もふた癖もあるゲームである。特に、テトリス本来の楽しさと時間の圧迫感を感じられるタワーリングテトリスはオススメ。


永遠のライバル?ドナルドダックとの対戦

キー操作は若干もたつくようなところもあるが、慣れてしまえば特に問題にならない程度。オリジナルルールはエンドレスのみでステージクリアモードやタイムアタックが入ってないのは残念だが、それを補ってあまりあるモードが用意されているといえる。また、マップ上にいるキャラクタと様々なテトリスで対戦してコインを集めるクエストモードも何気に面白い (ちゃんと情報を得て目当ての敵と戦わないとコインがもらえないどころか時間のロスになってしまうのがミソ)


やったぜ、ミッキー!!

オリジナルのファンは賛否両論あるかもしれないが、個人的には肯定派。数年前に流行った『みにテトリン』を彷彿させるモードがあるのは単純に面白いし飽きがこない。ただひとつ難点を言えば、シグナルテトリスの色の見分けが付きにくいこと。これはGBCの液晶にも問題があるのだが色ではなく○×などの記号にしてもらえれば良かったと思う。
しかしながら、それはあくまでも1モードの欠点でありゲーム全体の欠点ではない。現時点で、最もテトリスを楽しめるGBソフトであるのは間違い無いといえるだろう。


お買い得度:★★★★★(5)
キャラゲーらしからぬ!?完成度の高さ