燃えてます (笑)

魁!!男塾・冥凰島決戦

Produced by (c) ユタカ
1990.08.04 発売 (\.3500)

週刊少年ジャンプに連載されていた宮下あきら原作の格闘マンガ (最初期はギャグマンガに近かったけど (笑)) をモチーフにした格闘ゲーム・・・なんだけど、原作同様かなり訝しい内容になってます。


ワシが男塾塾長、江田島平八であーる!!

ゲームの舞台は原作の『天桃五輪大武会』を元にしてます。ゲームモードはコレを元にストーリーモード、キャラ1人を選んで全員抜きを目指すモード、対戦モードの3つがあります。ストーリーモードでは、まずプレイヤーは1号生筆頭剣桃太郎 (あらゆる武術に長けており主にカタナを使う、ちなみに現在週刊プレーボーイに連載中の『天より高く』というマンガでは、日本国初の武闘派の総理大臣になっている (笑)) を操り、伊達臣人大豪院邪鬼と闘い、これに勝つことで2人を仲間にして武会に出場することが出来ます。


キャラの区別は武器でつける?!

で、問題なのがこの格闘システム。昔のゲームらしく、というか原作自体もそうでしたがガードするという概念がありません。敵の攻撃はかわすしか無いのですが、ジャンプ力がやたら高いので動きが妙に軽快 (つーか、跳ね過ぎ)、原作の重厚さは皆無です。攻撃に関しても、まぁほとんどのキャラが何らかの武器を持っているのですが、攻撃範囲が広い (武器のリーチが長い) キャラが強いという絶対的なモノが存在し (あくまでも実際に遊んでみた私見ですが)、後半になって出てくる飛び道具を持った敵キャラに対してあまりにも男塾側は非力です。


超奥義、うろやけぬま (笑)

それを補う?システムとして奥義システムがあります。これは体力ゲージの下にあるパワーゲージを一定以上溜める (敵の近くにいると上がり、ダメージを受けたり相手から離れると下がる) と原作でお馴染みの奥義を使うことが出来ます。奥義を発動すると右のような画面に切り替わり (ちょこっと絵が動く)、相手に無条件でダメージを与えます (ダメージはゲージの量に比例=満タンの時は瞬殺)。
ぶっちゃけた話、奥義発動やステージ間のグラフィックは力が入っていますが、肝心のゲーム部分はグラフィックもシステムもイマイチです。遊んでて爽快感が無いというか不条理な当り判定とかに頭にきます。キャラゲー=ク○ゲーの公式にピッタリハマったような感じが大きいです (苦笑)


お買い得度:★★☆☆☆(2)
ここまで期待通り (=期待ハズレ (笑)) のキャラゲーも珍しい