例のBGMとともに永遠のライバル登場

トムとジェリー

Produced by (c) アルトロン
1992.12.18 発売 (\.4500)

アメリカMGMの大人気アニメ・トム&ジェリーを起用したゲームで、アニメさながらのどたばたアクションが繰り広げられます。


迷子になったタフィーくん タフィーを探しに向かうジェリー 悪だくみをもくろむトムさん

先ほども書きましたが、ジャンルはアクションゲーム。プレーヤーはジェリーを操作して公園、家の周り、部屋の中、キッチンなどの数々のステージ (全10ステージ) を、色々な障害物や行く先々に現われるトムさんの妨害を避けながら進み、行方不明になった従兄弟のタフィーを探し出すのが目的になっています。

細いパイプを通り抜け・・・ 階段の手すりを滑り降りる

基本的にジェリーは左右の移動 (十字キー)、ジャンプ (A)、ダッシュ (B) しか出来ないのですが、ステージ上の障害物や道具を利用して色んな所に移動することが出来るようになっており (写真以外にも、噴水の水の上に乗っかったり、オモチャの自動車を乗り回したり)、そのアクション (効果) を見るのも楽しみの一つです。

ごみ箱の中からトムさん登場!!

アクションゲームとしての難易度も程々だし、操作性も悪くないので非常に遊びやすいのは言うまでもないんですが、このゲームの良さはとにかくキャラクタにあります。先ほどのギミック (パイプとか階段の手すり) は実際のアニメでも良く出てきたし、他にもおもちゃの兵隊やダンシングフラワーみたいな敵、ネズミとり、壁から落ちてくる額縁などなど、原作のエッセンスを非常に良く取り入れた演出には感激してしまいます。ゲーム以外でもオープニングデモ、ステージ間のアイキャッチなども非常に良く出来てます。このゲームの作者の愛が感じられるゲームと言えますね (クソキャラゲーばっかのどこぞの会社に少しは見習って欲しいものです)。

1つのステージはちょっと長めでゴールが分かり難く制限時間がちょいと気になりますが、パスワードコンティニュー付きなので何回も繰り返して遊べばクリア出来るでしょう (何回も遊ぼうという気になるゲームだし)。


お買い得度:★★★★☆(4)
あと1つは原作が好きかどうかですね (私は好きなので5を付けますが)