チープなタイトル文字がナイス (笑)

新日本プロレスリング闘魂三銃士

Produced by (c) バリエ
1991.06.28 発売 (\.3980)

今となっては懐かしい感じすらする闘魂三銃士を題材にしたプロレスゲーム。この3人を筆頭に新日本プロレスのレスラーが試合を繰り広げる。


一番選手層の厚い団体なのだが・・・

登場するレスラー数が6名。しかも、1人プレイモードに関して言えば使えるのは件の3人 (蝶野、橋本、武藤) のみというかなりキビシイ状況である。

ちなみに、参加レスラーは以下の表の様になっている。


レスラー名 必殺技
蝶野正洋 (鉄人) STF
橋本真也 (破壊王) 水面蹴り
武藤敬司 (スペースローンウルフ) ラウンディングボディプレス
馳浩 (戦う国会議員) ノーザンライトスープレックス
藤波辰巳 (無我) ドラゴンスープレックス
長州力 (革命戦士) サソリ固め

うーん、この台詞も今となっては・・・

試合は勝ち抜き形式のみ。まず三銃士の他の2人を倒すことが最低条件で (勝ち方によっては先に進めない)、その後に馳、藤波、長州の順に挑戦していくことになる。
操作システムはちょっと変わっている。Aで攻撃、Bで防御が基本になっており、攻撃や防御を連続して成功させると画面下部の自分のキャラクタの所にピースサインが出る。これが出ている時に、AやBを方向キーと組み合わせて押すことによりスープレックス等の大技を極めることが出来る。また、相手の体力ゲージが0になったら上記の表に書いてある必殺技が使えるようになる。


起死回生の武藤のフラッシングエルボー!!

操作システムはコンピュータ相手では単なるボタン連打の繰り返しになってしまうのがダルイが、人間同士の対戦だと相手の攻撃を読んで操作するという心理戦になるので意外に面白いかもしれない。
しかしながら、画面上のキャラクタは最低の出来。各レスラーによる描き分けが出来ていないどころか、同じキャラで少し色が違う程度の違いしかないので自分がどちらのレスラーかがすぐに分からなくなってしまう。何のために公式ライセンスまで得てゲームを作ったのか、甚だ疑問に感じるゲームである。


お買い得度:★★☆☆☆(2)
人間同士の対戦時の盛り上がりに期待?