実はヘビ型ロボットだった!

かこむん蛇

Produced by (c) ナグザット
1990.04.06 発売 (\.3900)

ゲームとしては、パソコンがまだマイコンと呼ばれていた頃からあるスネークバイト (画面に散らばってるエサを食べると自分の体が長くなって段々と移動するのが困難になっていくっていうアレ) です。ただ、まぁいくらGBとはいえそのままではあまりに単調なので色々とアレンジが施されています。


レベルが低いうちはCOMが自滅することも多い (笑)

中で一番厄介なアレンジが操作系で操作が十字キーの方向に対応していないため自分の思った通りに動かせるようになるまでが大変です (苦笑)。具体的にどうなっているかというと、Aボタンで右折、十字キーの左で左折です。ここでいう右折とか左折というのはあくまで進行方向に対するモノです (要するにラジコンと同じということですね)。画面の上に向かって進んでいる時は普通に右左を認識しやすいが、下に動いている時や、左右に動いている時には咄嗟にどちらを向くのか判断するのは難しいです。曲がる方向を間違えると自分自身でトグロを巻いてしまって自爆してしまいます。一度動き出したら止まらないというのもキー操作の焦りを生む要因になっているような気がします。あと、意図する所は分からないでもないんですが、何でAボタンと左キーかなぁという疑問も無きにしもあらず。とにかく、最初のうちは相手にやられるというよりも曲がる方句を間違って自爆するというパターンが多くて鬱になります (苦笑)


ミサイル発射!!

さて、ゲームの方はどうなっているかというと、基本は相手を囲んで動けなくすれば (ヘビは壁にぶつかったり動けない状態になったりすると体力が減っていき0になると死ぬ) 勝ちです。ただ1ステージにつき7勝しなければならないというのはハッキリいってダルイです。しかも、レベルを上げるとCOMはズルをしてきます。せっかく囲んだと思ったら、アタマがシッポの方に移動して逃げていくという。こんなん詐欺じゃん!といっても仕様といわれてしまえばそれまでなので (笑)、とにかくアイテムで自分の体を長くする。アイテムは自分の体で空間を囲む (四角を作る) とランダムで現れます。ただ、相手もバカじゃないので同じように体を伸ばしてきます。そうなるとナカナカ囲むことも難しくなります。そこで登場するのがノロノロ弾と高速弾というアイテム。前者は、移動速度が極端に遅くなる (&体力の減りは遅くなる) 効果があり、後者は移動速度が極端に速くなる (体力の減りも速くなる) 効果があります。COMは、前述のような詐欺の手を使ってくるし、移動スピードが上がってもミスしないので逆にこっちが囲まれてしまってアウトになりやすい。とにかくノロノロ弾を取ったら相手に確実に当てる (実はこの武器、真っ直ぐ飛ばずに放物線状に打ち出されるので近距離じゃないと当てにくい=相手とのニアミスの危険性がある) ことが勝利のカギとなります。


ALPHA FORCE って何?

1回も負けずにパーフェクトで勝利すればお祝いのメッセージを見られるそうですが、ハッキリ言って難しいです。ノーマルモードですら難しいのに、ハードモードでは画面中に火の玉が徘徊するようになります。もう、見たまんまの通り触れれば黒コゲで即死という凶悪トラップで、COMの蛇が触れても何とも無いのが更に極悪です。この辺の理不尽さは1人で遊ぶよりも対等の条件で人間と通信対戦することを暗に示しているのかもしれません。たしかに完璧な動きをするCOMよりも予想外の動きをする人間の方が楽しいのは容易に想像がつきます。さらに、2人ではなく4人で画面上を入り乱れながら対戦というのも楽しそうですが・・・さすがにGBAでリメイクされるようなことはないですよねぇ (笑)


お買い得度:★★★☆☆(3)
1人で遊んでも単調過ぎてあまり面白くないかも
対戦でワイワイ言いながら遊ぶのが吉?