どういういきさつで名前が変わったのかは謎

コロコロカービィ

Produced by (c) 任天堂
2000.08.23 発売 (\.4500)

最初はティンクル・ポポという名前だった星のカービィ。とっつきやすいアクション性と丸っこくて可愛らしい外見で任天堂キャラ (ま、性格にはHAL研だけど) の中で高い人気を誇っています。本ゲームは、そんなカービィの丸っこさを大前提にしたソフトです (笑)


ゲームに出てくるデデデ大王って愛嬌があるんだよなぁ、アニメと違って (笑)

本作の前にもピンボールブロックくずしのボールになっていたことがありましたが、本作での彼の役どころもヤッパリボール (笑)。ただ違うのは、固定画面ではなく体を転がしながらゴールを目指すスクロールアクションになっているところ。しかも、本ゲーム最大の特徴でもあるGB本体を傾けてカービィを転がすという仕様になっています。電子ゲームが世の中に出る以前、トミーのポケットメイトというミニゲームのひとつに、鉄の玉を転がしてゴールまで運ぶというアスレチックゲームというのがありましたが、正に本作はそれをゲーム機の中に閉じ込めたというカンジ。


とにかくコロコロ転がせ!

とにかく、動かすことが楽しい!ただ単に傾けて転がすだけでなく、GB本体を跳ね上げてジャンプさせたりも出来ます。カートリッジに内蔵されている傾きセンサにより、傾き具合によって移動量も変わり微妙な操作を必要とするような場面では通常のアクションゲーム以上に緊張します。というか、このゲームの場合、十字キーで遊んだらすぐにクリア出来そうな気がします (実際、この画像を撮り込むのにエミュで操作したんですが、かなり簡単だった (苦笑))


ジャンプ台を使ってひとっ飛び

現実にボールを転がしているかのごとく慣性の付いた動きは最初のうちはどうしても上手く動かせませんが、練習も兼ねた最初のステージを遊んでいるうちに徐々に慣れることが出来ます。この最初のステージで遊んでいるだけで楽しい、というか、ホントに動かすこと自体が楽しいアクションゲームです。何回も遊んでいるうちに動きにも慣れ、慣性の動きまでも計算に入れてギリギリでコースを通り抜けられるようになっていることでしょう。もちろん、コースにはピンボールのバンパーのようなモノや、ジャンプ台、動いている足場など様々なギミックが用意されており、段々と難易度が上がっていきますが、まるでアスレチックで遊んでいるようなプレイ感覚はそんなことも忘れてしまうほどに熱中すること間違いナシです。

ただ、GBCの液晶はTFTとはいえ視野角には限界があるのであまり傾けすぎたりすると見にくくなってしまうのが欠点。また、動きに合わせて体も動いてしまうので外で遊ぶのは控えた方が良いかも (笑)。ゲームキューブでGBAをコントローラ代わりにしてコロコロカービィの続編を作るといっていましたが、そういったシステム (画面とコントローラーは別) の方が良いかもしれませんね。特にGBAは解像度が上がった関係でGBCよりも見辛くなってますからね。


お買い得度:★★★★☆(4)
新しいことに挑戦する勇気と
遊べるモノに仕上げた力は賞賛されるべき
ただ、画面の見辛さという点で星ひとつマイナス