bemani pocket GUITAR FREAKS

ギターをイメージしたカタチだそうですが・・・?

あのDDRをスケールダウンしたくらいだから、いつかは出すだろうと思ってましたが、遂に出てしまいました (笑)。カタチは写真を見ての通りギターのボディのようなカンジです。赤いボディにファイヤーパターンってのがありがちで泣けてきますね (笑)。本来ネックになっている所にはストラップバンドが最初から取り付けてあるので持ち歩きには便利そうです。あと、イヤフォン端子の位置がギターのプラグジャックと同じような感じになってるのも変なこだわりが感じられてグ〜です。そうそう、電池ブタのネジが大きくなって取り扱いが楽になったのは陰ながら非常に良い変更だと思いました。
ただ、操作系はアーケード (ネックボタンを押しながらレバーを弾く) とは全然違っていて、4つのボタンをスコアに合わせて押す・・・すなわちビーマニのボタンが4つになっただけなのは残念です。これなら従来のビーポケシリーズに GUITAR FREAKS (以下GF) の曲を入れれば良かった気がします (もっとも、こんな小さな筐体じゃ最初っからアーケードの操作を再現するなんて無理な話ですけどね)。
内容に関してはGFを踏襲してます。COOL,GOOD,BAD 表示に COMBO カウントもあります。ステージもコンティニュー機能があるし、エンディングもあります。音はちょっとショボイかなぁ?というパートもありますが、雰囲気は出てます (スタートボタンを押した時にアーケードと同じ声が出るのもスゴイ)。難易度は低いのでクリアだけなら1発でOKです。ボタンの反応が悪いせいで COMBO が続かないのは困りモノですけど (3つボタン同時押しはほとんど失敗する)


Normal Mode

1. The Endless Summer (OLDIES)・・・難易度☆☆☆☆☆
往年のベンチャーズサウンドを彷彿させる曲です。スコア自体も簡単だし、アーケードでもウケが良かったです。何はなくてもテケテケって感じで (^_^;)。個人的に同じベンチャーズサウンドならば THE ADVENTURES の方が良かったのですが・・・まぁ続編に期待することにしましょう。
最初の曲ということもあり、完全に練習モードです (難易度表示0ですし)。ただ、ビーマニやポップンと違ってスコアが下から上に流れるので慣れてない人には違和感アリアリかも (ほとんどが単発押しなので目押しでも十分だと思いますけどね)。
ギターの音はちょっとディレイがかかり過ぎ?って気がします。あとノイズも気になるところ。ベースパートはそこそこ良いセンいってるのでちょっと勿体無い気がしますね (ハンディ機にそこまで求めるのは酷か?)。
グラフィックはアーケードのモノ (海岸線を走る車、風見鶏、サーフィン、ヨット) をそのままLCDに落としたって感じです (もちろん、解像度はグンバツに低いですけど (笑))。簡単な曲ですし、じっくりとグラフィックを鑑賞してみるのも良いかと。

2. バンビーナ (布袋寅泰)・・・難易度☆☆☆☆☆
TBS系の COUNT DOWN TV のオープニングに使われていたらしいですが、見たこと無いです。テレビで見たのは Mutoma Japan のビデオクリップでだけかも (作詞:森雪之丞、作曲:布袋寅泰)。アーケードの drum mania 2nd-MIX 以降には収録されているんですが、GFには収録されていない曲です。たしかにGFで再現するとしたら鬼のようなピッキングを強要されそうですけど (全編を通してプレイされるあのカッティングはちょっとねぇ (^_^;))、それはそれでちょっと楽しみな気も!?
まず、スコア自体は非常に単純です (ま、難易度0だし)。曲調に比べてBPMも早くないですし。驚きなのは『Let's Go!』っていうシャウトがそのまま収録されていること (しかもかなりクリアな声)。最初聴いた時はオォ!って思っちゃいましたよ (今までのビーマニポケットでも喋ってるから驚くようなことではないはずなんですけどね)。
ヴォーカルの部分はピコピコ音に入れ替わってますけど、ギターの音はかなり良い感じです (ドラムの音も良いアクセントになってますし)。グラフィックに関してもアーケード版同様、鉄棒するクマ、ゴリラのビックリ箱など何の脈略の無いシュールなモノが出てきますが、楽しいからマル (笑)!

3. ロビンソン (スピッツ)・・・難易度★☆☆☆☆
以前にリリースされた beat mania GB2・ガッチャMIX にも収録されていたのですが、あまりギターを前面に押し出した曲じゃないのでちょっと意外な選曲でした (作詞作曲:草野正宗)。別に嫌いっていう意味じゃないですよ、念のため。アーケードでもミディアムナンバーは色々とありますが、それらともちょっと毛色が違う感じがするんですよね。
実際、GFでありながらプレイするのはギターパートではなくメロディパートだったりするのも違和感の一因かもしれません。でも、曲自体の出来はグラフィック (ターンテーブル、振り子時計、風車、戯れるネコなど) も含めて良いと思います。

Real Mode

4. バンビーナ (布袋寅泰)・・・難易度★☆☆☆☆
Stage.2 のバージョンアップ版。サウンド、グラフィック共に変わりありませんが、スコアが細かくなっています。特に、バスドラ (ベース) パート (例のボンボンボン、ボンボボンボンボン・・・のところ) をプレイするようになっているのがポイント。結構このパート好きなんですよねぇ (ドラマニでの話ですけど)。あとは、まぁ同時押しとか出てきてますけど難易度表示に偽りナシ (笑) というか難しくはないです。安心してプレイして下さい。

5. HIGHWAY STAR (DEEP PURPLE)・・・難易度★★☆☆☆
アーケード版 GUITAR FREAKS 3rd-Mix で登場したライセンス曲。認知度が高く (そういや、この曲の直訳ソングを唄ってた王様って何処行っちゃったんでしょうねぇ (^_^;))、かつ難易度が低めなので人前でやると結構良いカンジ。ただ、少しでもミスするとダサダサなので気を付けましょう (笑)。もっとも、部屋でこのゲームをプレイする分には人目を気にする必要はありませんけど?
アーケード版を知っている人は驚くと思いますが、スコアが思いっきり変更になってます。というか、曲の構成自体がまるっきり違います。アーケードの最後のパートをメインに据えた構成になっていて、かなりカッコイイです。好みが分かれる所かもしれませんが、私は好き。
スコアにも連打ポイントが出てくるようになります。ベースパートも結構動いてるし、全体的に疾走感があります。曲の最後で、ひっぱってひっぱって終わる (ライブで良くあるパターンね) のも良いカンジ!べた移植も良いけどこういうアレンジも良いもんですね。
ただ、グラフィックはねぇ・・・もうちょっと艶っぽいオネエサンのグラフィックにして欲しかったなぁ (笑)。

6. JET WORLD (HARD COUNTRY)・・・難易度★★☆☆☆
本機に収録されているGFオリジナルナンバーの中ではイチバン難易度の高かった曲ですね (アーケードの並びでは)。慣れちゃえばどうってことないんですけど、最初のうちはどうしても連打するスコアが多いのに圧倒されます。序盤の連打は心構えが出来てるから良いとして、問題は中盤以降に疲れてきた頃。段々と手の動きが追いつかなくなってきます。こういう時は思いっきり1小節ふっ切って体勢を立て直しましょう。ビーマニ全般に言えますが、意外に有効な手です。
もっとも、本機の場合にはそれほど神経質になることはないです。操作体系が違うので早弾きもただのボタン連打で済んじゃいますから。Cメロに入る所で真ん中2つのボタンを交互に押す所があるのですが、そのタイミングがちょっとズレやすいかな?ってくらいで他のパートは全く問題無いです。
サウンドに関しては最初のホーンの音とか、カッティングギターの音は良いカンジなんですが、本メロに入ってからの音がどうにもチャチです。あと、シャウトが入っていないのも残念でなりません。グラフィックはアーケード版 (テント、球乗りゾウさん、不気味なデュエット?など) に似せようと頑張っている跡が見えるので、サウンドの方ももう少し頑張ってくれればなぁ、と。

7. The Endless Summer (OLDIES)・・・難易度★★★☆☆
Stage.1 のバージョンアップ版。2つ以上のボタンの同時押しが連続して出てくるようになりますが、元々ボタンが4つに減ったということもあり、従来のビーマニをやってた人なら難なくクリア出来るかと。

8. ロビンソン (スピッツ)・・・難易度★★★☆☆
Stage.3 のバージョンアップ版。同時押しの他に間隔の短い階段パターンが出てきます。ただ、両者の複合パターンというカタチでは現れないので特に問題は無いでしょう。メロディを刻む曲なので、流れ自体掴みやすいですしね。

9. HAPPY MAN (PUNK)・・・難易度★★★★☆
ノリの良いパンクです。ハードコアではなく、Oiよりの曲ですね。元々 EXPERT でも難しくない曲でしたが、本機でも難易度は変わらないようです。というか、スコアはほぼ忠実にアーケードの NORMAL を踏襲しようとしています。だもんで、アーケード (あるいはコンシューマー機) でやったことのある人なら問題ないでしょう。連打ポイントと、切り返しのポイント (隣の列とで交互にスコアが流れてくる所) を意識してプレイすれば初心者の初プレイでもクリア出来るかもしれませんが保証はしません (笑)。
サウンドは最初のパートとかはディストーション効いてて結構良い感じなんですが (シャウトが入ってるのもナイス!)、本メロに入るとギターシンセのような軽い音になっちゃうのがちょっと残念ですね (実にパンクらしいドカドカドラムや、ダウンオンリーなベースパートなどが良いカンジなだけにより一層)。
グラフィックはやっぱりアーケード版を踏襲しようとしていますが、解像度が低い為にあまり似てないシロモノになっています (笑)

10. BLOWIN' (B'z)・・・難易度★★★★☆
ギターといったら、やはりこの人達は外せないでしょう (レスポールからシグネチャモデルがリリースされてる唯一の日本人!)。アーケードの GUITAR FREAKS 4th-MIX でも LIAR!LIAR! が収録されています。ちなみに、この曲はCMのタイアップ (カルビー・ポテトチップス) だったらしいですけど見たこと無かったですねぇ (作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘)。
非常に B'z らしい曲というか、サウンドというか。スコア自体も今までとは比べ物にならないくらい濃いです (連打、同時押し、階段押し、アップダウン、複合その他モロモロ)。もっとも、それでも1発でクリア出来てしまうくらい簡単なんですけどね (苦笑)。簡単っていうか、ゲージの下がり方が少ないんで多少のミスはすぐに回復できるって感じです。アーケードの操作体系でやったら難しいとは思うんですが、やっぱこのボタン4つ叩き仕様ではあまり難易度は高く出来ませんね。私の精進が足りないだけかもしれないですが、EXPERT モードも出てこないんですよね>本機。ライトユーザー向けのゲームということなのかな?

さて、この曲を無事にクリアすると ALL STAGE CLEAR のメッセージが表示されエンディングが始まります。ま、エンディングといっても曲に合わせて今までプレイしてきた曲のグラフィックがランダムに流れるというだけのモノですが・・・。まぁ、本家ビーマニも同じようなエンディングですし、良しとしますか (笑)。さすがにもう1曲隠しで入れるというのは容量的に難しいでしょうしね?