筑波サーキット TC1000

筑波のファミリーライセンスで走れるミニサーキットTC1000です。コース長1039.157m、コース幅11〜17m、最長直線193mというコンパクトなサーキットですが、道幅が広く、また、広場の真ん中にあるような立地条件のため、エスケープゾーンが広めで安全に速度が出せます。そのためか、案外車速が乗るサーキットです。茂原のような小技の必要な処ではなく、基本的なテクニックの拾得には良い処だと思います。上のコース図は筑波筑波サーキットが配布しているコース図を元にしています。コーナー番号は、主なものだけ記載していますが、実際には1〜14コーナーまであります。

最終更新日 2002.10.7


2002.9.12 3ヶ月ぶりのサーキット


TC1000 のメインストレートを快走するMR2
ビデオ映像を合成して作成した、レンズの加減で曲がっているように見えるがストレートです

3ヶ月ぶりにTC1000を走ってきました。初めての平日のフリー走行です。平日は2000円/30分で全部で6枠、土日が2500円/20分で全部で9枠ありますが、この料金体系を見てると、平日は全く人気が無いのかと思えたので行ってみました。しかし、6枠全部15台?フル出走状態で、やらた混んでいました。学生はまだ休みなのが理由かもしれません。あと、1枠30分は凄く疲労します。2本も走ると、もうフラフラです。そのかわり、1本30分もあると、かなりゆっくり反復練習ができて練習には良いです。ただ、真夏のような暑い日差しのせいか、中盤にはタイヤが垂れてきてしまうので、結構スピンしてしまいました(^^;)

今日のテーマは、1(2)コーナの曲がり方の練習です。2(4)コーナーを全開で抜けられるラインを探すことでした。1コーナーはクリップに付いても付かなくても良いようですが、そのままアウトの方へ流しながら次の2コーナーのクリップを目指し全開で抜けていくと結構良い感じで走れるようでした。ただ、1コーナーを抜ける速度が難しく、速すぎるとコースアウトしそうになり怖いです。1コーナーのクリップを過ぎた時点(最も遅い場所)で75〜80km/h程度が良かったようで、85km/hを越えると、そのあと挙動が乱れます。タイヤをネオバにしたら、この速度は全然変わってしまうのでしょうが・・・

ヘヤピン(5)は、ブレーキの失敗で、すぐオーバーランしてしまうケースが多かったようです。といって、ミスの無い安全位置からブレーキングすると加重移動が少なくタイトに曲がれないし、あまり上手く曲がれなかったというのがホンネです。ラインも出口がアウトになったりインベタで抜けたり、全く定まらなかったので、走りが全然固まっていなかったようです。

インフィールドのコーナー(7−9)のライン取りは、大外から回っても、ミドルから回っても奥まで回りこんでから、クリップを出口側に取れれば立ち上がりで車速を乗せて行けますが、ミドルから小さく回ろうとすると全然だめです。ちなみに、大外から回り込もうとすると、インを刺される(ゆずってもらったと勘違いされる)ので、このラインは走れません。人のラインを見ていても様々なので何が良いというわけでも無さそうです。まだ、これがベストっていうラインは見つけられませんでした。

最終コーナーの一連のコーナー群(11−13)も、大外から回っていくのが良さそうな感じです。ただ、縁石(11)越えた当たりでブレーキングが終了するので、それからシフトダウンしているので、そこで少し挙動を乱します。なぜかここでは、ヒル&トゥができません。迫り来るスポンジバリアに恐怖しているのかもしれません。やっぱり、出口のアプローチは難しいです。前はタックインを使って曲げていましたが、今のタイヤコンディションで、これやるとスピンモードに入ってしまいます(^^;) まだ、ハンドルこじった方が綺麗に曲がれます。

1本目は、例によって慣れるのに10分、走りを思い出すのに10分、調子に乗った頃にタイヤが垂れてずるずるでした。ラップタイムは、ベストの0.3秒落ち程度で中盤に出ていました。。2本目も最初数周はならしつつ、ラインを探り。後続が追いついてきたので、少しまじめに走って、1コーナーの走りが大分よくなってきたような感じです。いろんなアプローチでコーナーを攻めているうちに、タイヤが垂れてズルズルしてきました。2本目は、P−LAPもどきのSWを入れるのを忘れてタイム計測ができていませんでした、1本目よりずっと良さそうな気がしたけど残念です。

2本目は、コーナーで車速を落としすぎないように気遣ったのと、全般的に、やや手アンダー気味だったので、ハンドルをコジリ気味に操作しましたが、過重が乗せられれば綺麗に曲がれます、過重が抜けるとアンダーです。どうも手アンダーが染みついてしまった理由の1つに、過重が乗せられない場合の舵角を覚えてしまっているようです。矯正しないと速く走れないかも?

今日は、車外からビデオカメラで撮ってもらったので、その映像を見てみますと・・・ クリップ踏めてない(^^;) あと、大回りしているようにも見える、丁度インベタで進入して出口で膨らんでいるように見えるけど、かなり斜めから撮っているので、実はそうではないのかもしれません。1コーナーに関しては、ほぼイメージ通りに走っているのは確かでした。

余りまじめに走っていない周回ですが、車外から取った映像です。4MB近くあります。(2002.10.7)


2002.6.9 スクールの復習

スクールの復習のため、急遽走ることになりました。5日前の感覚が残っているかなとも思ったのですが、1本目の最初の10分は慣れるのに精一杯といった感じです。そして後の10分はタイヤが全然食いません。やっぱり、真夏のサーキットは、タイヤが相当に苦しいようです。この時、タイムはスクールと同じ48秒台でした。2本目は、結構空いてたのと、路面温度が下がったのか、セッティングが良かったのか、ブレーキの踏み方が良かったのか、少しはブレーキが効くようになり、タイムも47秒と4月のタイムと同程度でした。

今日の課題は1コーナーと最終コーナーの曲がり方です。特に1コーナーは、なかなか綺麗に曲がれるようになりました。まだ、ターンインで向きが変わりきらず、コナー真ん中から踏み切れないところもありますが、バッチリ向きが変われば、ヘヤピン手前まで全開近くで踏んでいけます。コーナー自体が奥で広がるコーナーですから、車の挙動さえ安定させられれば、全く不安無く走ることができます。ターンインのブレーキング直後で80km/h、コーナーの一番深い処で90km/h程度で安定していました。ターンインが、まだ不安定な処があるので、次の課題は確実に向きを変えることです。

最終コーナーは、ブレーキが全然効かないため、縁石までにブレーキが終了するような安全走行で走りました。その兼ね合いもあって、シフトは3速のまま、縁石越えてターンインが終わってからそろっと2速に落としてました(^^;) ここで挙動が乱れるも、車は安定してたので、全然限界を出し切れていないようです(^^;) 4月のような感じでブレーキが効いてくれれば、縁石踏むまでブレーキが残せるのですが、効かない状態ではちょっと怖いです。ターンイン後は、車の挙動が安定するようにコーナリングして、立ち上がりでタックインで車の向きを変え立ち上がります。ただ、今回はタイヤの踏ん張りが少なく、何度と無くテールスライドを起こしてしまいました。1度は、流しながら立ち上がってやれと踏んだ処、踏みすぎで回ってしまいました(^^;) 今日、唯一のスピン・・・ 最終コーナーのターンインは全然だめですね、これは次回の課題です。

そしてインフィールドの複合コーナー、走り方のアドバイスを見ても、人それぞれで結構違います。今回はありきたりな、アウトで入っていって、出口のクリップだけ意識するラインをトレースしようとしますが、どうも、アクセルパーシャル状態の待ちが長くて、待ちきれず踏んで出口はアンダーが多かったです(^^;) コーナーの一番奥で、ぐいと曲がってやると、幾らか立ち上がりがラクになりますが、そこまでブレーキ残しきれないし辛いところです。オーバー気味に走った方が速いかな? 今度試してみたいです。

今回ダメだったのがヘヤピンです。大回りさせて車速を殺さないようにしても、立ち上がりが結構苦しく加速が乗りません。自分的には、オーバー気味につっこんでいって小さく回るのが性に合ってる感じです。でも、タイヤの負担が気になるなあ・・・ 今回は、ブレーキに不安もあったし、オーバー気味に回ることを極力自粛したせいか、全然綺麗に曲がることができませんでした。とはいえ、他車と比べても小さめに曲がった方が、立ち上がりでずっと有利でした。大きく回る車両は、大抵、のたのた立ち上がるけど、小さく回ると、次のコーナーまでに2速が吹けきるほどに加速できます。MR2ならではの走り方なのかもしれませんが・・・

まとめ:スクールで教わった、前後Gを均等に掛けながら曲がる方法はソコソコできるようになりました。でも、大事なのはターンインですね、いかに車の向きを変えておくかが課題です。あとは、ヘヤピンやインフィールドコーナーは、大きく曲がった方が良いのか、小さめに曲がった方がタイムがでるのか試したいです。


2002.6.4 某ドライビングスクール

某ドライビングスクールでTC1000を走ってきました。10分×4本と、1本が短すぎる気もしますが、半日(3時間)で30人もの人数をさばくには仕方がないのかもしれません。ただ、講師の同乗走行は凄く勉強になります! この為だけに行くのも良いカモしれません。自分の走行と比べる時間は十分に走ってくれます。もっとも、その時の自分のレベルに応じて得られる物も変わってくるとは思いますが、初心者にはお勧めです。

タイムは4本中2本だけ計測してくれます。結局の処、タイムより教わったことをトレースする方を先決に走ったのと、暑さのせいかタイヤが全く食わない状況で、ブレーキングポイントが10mくらい手前になってしまうほどだったせいか、初走行の1秒落ちのタイムでした(^^;) 感じとしてはタイヤのエア圧がパンパンの状態くらい食わなかったです。タイヤが終わりかけのせいなのか、暑さでタレてしまったのが原因かは分かりませんでした・・・

今回学んだことを一言で言うと、イーブンスロットルと言うそうですが、加速も減速もしない状態、前後のタイヤに同じ荷重を掛ける曲がり方です。理論的には最大横Gを使うことができることになり、そのラインでの最高コーナリング速度が得られるわけです。なんか当たり前のことなんですが、すっかり忘れていました(^^;) サーキットを走り始めた頃は、そんな状態に勝手になってました。というか、LSDなしで限界コーナリングすると、そんな状態に近くなってしまいます。LSDを入れてクイックに曲がるワザを覚えてからと言う物、ゴマカシワザばかり上手くなって、普通に綺麗に曲がるすべを忘れてしまったようです。前回怖かった2コーナー(2〜4コーナー)もラクに車速を乗せたまま、ヘアピンまでつっこめるようになりました。ライン取りさえ上手くできれば最終コーナー(11〜13コーナー)でも使えそうです。

次回の課題は、1(2〜4)コーナー、最終(11〜13)コーナーを、イーブンスロットルで回れるようになること。インフィールドの複合(7〜9)コーナーのラインを見つけること、ヘヤピンを大回り&インベタで回って、そのタイム差を確認してみることです。あと、終始丁寧な走りを心がけること。


2002.4.6 TC1000初走行

ファミリー走行だと、20分2500円(休日)で走れるため、軽い気持ちで走ってきました。事前調べなど全くしなかったので、ライン取りなど全く予備知識がなく、あまり上手くは走れませんでしたが十分堪能できました。幸いにも、土曜日にも関わらず空いていたので走りやすかったです。個人的にはTC2000より好きです。

1本目、コースがわからず、何処を走ったらいいかよく分かりません(^^;) 車速が乗るのか結構怖いです。まず、2コーナーの飛び込みが怖い、ブレーキロックさせてしまいそうです。おまけに4コーナーは横G掛けながらの加速で怖い、9コーナーの先がどうなっている知らなかったので8〜9コーナーの曲がり方(ライン)が分からない(^^;) 11コーナーのブレーキが怖い、ここもロックしそうです。結局49秒台でした。

2本目、コースの走り方を聞いて、ちょっと勉強しました。3〜4コーナーと10〜11コーナーの走り方などを聞いてマネしてみました。このコースは茂原とは違い、高台で眺めることができず、他の車のラインを見て勉強することが、あまりできません。2コーナーの飛び込みは相変わらず怖いです。3〜4コーナーは3速に入るくらいまで加速できるようになったものの、いくらも行かないうちにヘヤピンが来るのでシフトタイミングが掴めません。8〜9コーナーは全然ダメ、でもその後は直線なんで、すぐ3速に入ります。11コーナーはやっぱり怖い、12コーナーを含めたラインが全然掴めませんでした。で、結局、この日のベストラップは47秒796でした。走り方が掴めれば45秒台は乗せられるか?って感じでした。でも、結構車速が乗るのでブレーキが怖いです。ABS欲しい(笑) やっぱTC2000より楽しいです。ちょっと車速が乗るのと、低速コーナーが少ないので茂原の方が好きです。

あとから攻略法など読むと、2コーナーは3速のままで進入すれば良かったみたいです。5コーナーまで全部3速でいければ結構ラクそうです。9コーナー先の直線は結構長いですね、立ち上がり重視で走らねばならなさそうです。12コーナーは無視して13コーナーでは立ち上がり重視で走らねばならなさそうですね。
今日は、ショックの減衰力調整をするのを忘れてました。終始、街乗りセッティング(最弱)で走ってしまいました(^^;) いつものセッティングにすれば、もちっとタイム上がるかな?