[イワデンダ科] WOODSIACEAE

コシノサトメシダ Athyrium neglectum Serizawa
コシノサトメシダ
・・・・・秋田県 湯沢市 高松 字高野にて
 サトメシダの羽片で、上部から中部付近まで、基部付近の小羽片が上下対生になっているもの。
 ( 基部1,2対の羽片を除く )
 小羽片はサトメシダに比べて丸っこい感じであるが、サトメシダも若い時分はこの形になって
 いるので要注意。これもひょっとすると、サトメシダの若い時分のものかも知れない。

 岩槻図鑑によると:
  葉柄は葉身より長い 
  羽片の柄ははっきりしている
  ソーラスは小羽片の裂片に1〜2個つく(サトメシダでは数個つく)


ここでおさらい   サトメシダ、コシノサトメシダ、タカネサトメシダ の比較
項目サトメシダコシノサトメシダタカネサトメシダ
葉柄の長さ葉身とほぼ同長 葉身より少し長い
葉柄の色基部は褐色 基部は暗褐色
鱗片淡褐色淡褐色膜質 茶色〜暗褐色
羽片の柄羽片の柄ははっきりしている羽片の柄ははっきりしている羽片はほぼ無柄に見える
小羽片は無柄
  cf. ニセコシノサトメシダ = コシノサトメシダ × ヤマイヌワラビ の雑種


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