イワシロイノデ

Polystichum ovato-paleaceum(Kodama)Kurata var. coraiense(Christ)Kurata

 個人的にはツヤナシイノデサカゲイノデの中間的存在と認識している。
 東京都高尾山にはツヤナシイノデが多く、秋田県南ではサカゲイノデが多かった。
 このイワシロイノデにはなかなかお目にかかれなかったが、筑波山麓で沢山見ることが出来た。
 ツヤナシのように鱗片が丸く中軸上部までびっしり付いているのと違うし
 サカゲのように鱗片が中軸上部まで下向きに付いているという状態でないのがよく分かった。
 葉の艶は艶がないのはツヤナシにもサカゲにも似ている。

2009/9/27 茨城県筑波山麓湯袋にて

全形

葉身上部

葉身下部

羽片とソーラス状況

中軸鱗片状況

下部鱗片とフィドルヘッド
ツヤナシでは丸っこい鱗片がびっしりついている、というのとは違って
サカゲの鱗片のような雰囲気

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