[オシダ科]   DRYOPTERIDACEAE

アスカイノデ Polystichum fibrilloso-paleaceum (Kodama) Tagawa


フィドルヘッドの状態  アスカイノデ独特の容姿である
2014/3/22 東京湾観音付近にて

フィドルヘッドの様子は、近似種のアイアスカイノデとは様子が異なる。アイアスカのように未展開の羽片が玉状になる傾向は見られない。そのため、半開きに早くなるので、穂先が他のイノデ類より一段と白く目立って見える。この株は隣接のイノデ、アイアスカより展開が遅い。(アスカイノデは早いと聞いていたが・・・)
  2018/3/29 千葉県鎌ケ谷市中沢外和戸にて

ソーラス:中肋寄りである。端寄りに付くアイアスカイノデとは対照的である。小羽片は芒状の毛がイノデ、アイアスカより発達しており、そのぶん、先端が尖って長い印象を受ける。
  2014/3/22 東京湾観音付近にて

鱗片:葉柄の根元ではまだ鱗片は幅を持っているが、上部に至るとすぐ細く捻じれた毛の様になる。

 フィドルヘッドの鱗片
 天然パーマが掛かったように先端が縮れている
 2017/3/5 千葉県鎌ヶ谷市中沢外和戸にて

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