第62回ユーザーミーティング内容
5.25.14

5/10に第62回神奈川GEMRUMが開催されました.この日は快晴でした.場所は川崎幸病院ではなくて,川崎駅を挟んで反対側にある,川崎幸クリニックでした.ちょっと集まるまでのタイムラグがあったことから,皆さん,間違えて川崎幸病院に行かれたかもしれませんね.(^^)

さて,今回はあっというまに会場が埋まり,合計32名の参加でした.また,多くの方で,初めてお会いする方も多く,大変嬉しく思いましたし,またまた長野からの参戦の方もいらっしゃいました.

参加された皆様ありがとうございました.

残念ながら,今回は川崎幸病院の中代表がお休みということで,お会いできませんでした.この川崎クリニックも幸病院と同グループで,医療法人石心会の病院になります.会場の準備など,スタッフの皆様本当にありがとうございました.

今回実はデジカメを変えまして,かなり綺麗に,楽に撮影することができました.過去のwebの画像と比較しても画像が綺麗になっていることがわかります.

情報コーナ:GEの池田さんからは,ITEMの情報満載でした.

日本におけるGE MRの歴史ということで,ブースでは電子パネルで発表されていました.

ここも参照ください.

私が最初に操作した装置がこの装置でした.Signa PP ver3.1でした.

画期的な技術が次々と発表された年代です.特に高速SE法が使えることと,このPhased Arrayコイルが使えることは当時,本当に凄いことでしたし,凄く羨ましいことでもありました.皆さんは現在,普通に使っているかもしれませんが本当にそうだったんですよ.

DV24の紹介でした.

このDV24すでに様々なユーザから驚きの声が上がっています.

SILENT SCANの国内稼働実績はすでに29施設ということでしたよ.

今年のGEブースは,明らかに,昨年までと違うし,明らかに他社と違いました.このようにブース内に小ブース(CT,MRI:予約制)が設けれていました.

その少ブース内では新製品の案内と,これだけ見るとわけがわからないのですが,ちょっとした映画をみているようなものすごく効果的なプレゼンテーションでした.実際には壁に穴がいくつもあいて凹凸になっています.その上にこの映像を重ね,3Dのように見せていました.ものすごく興奮しまたね.

そう,そうこの画像も立体的に見えていましたよ.

再度,SILENT SCANの音のデモでした.

小児科の専門施設では,スライドのようなプロトコールで撮影をおこなっており,問題なく臨床応用されているということでした.

阪大の渡邉先生が説明くださいました.T1強調画像は3D Silentz, T2,T2FLAIR はプロペラベースでかなり音が小さくなっているシーケンスを使います.3D SilentzはIRパルスを併用していると記憶しています.

これも幾度と見たスライドですが,ASLでのMRAです.Silent MRA.TE=0なので位相分散の影響は少ないといくことでした.

順天堂大の青木先生が説明くださいました.動脈瘤にステント治療が,主流になってきています.通常のTOFでは位相分散の影響をうけて,血管内の評価はできないが,Silent MRAではTE=0の恩恵で,位相分散が小さいので,血管内の評価でできるようになったということでした.これにはもの凄く興奮しました.当院の脳卒中医師にも紹介したら,是非欲しいということでした.

局所選択励起による拡散強調画像のFocus.今回はこれがアドバンスコーナではメインでした.

聖霊浜松 松井先生が説明くださいました.膀胱癌も凄く綺麗に撮影できるということでした.

3D PROMO CUBEのモーションコレクション.これを製品化できたのはGEだけ.素晴らしい.

ようやく,GEも体部で,べロースを使わないで,Navigatorで検査ができるようになりました.実際に使ってみましたが,呼吸が不規則な方に有効ですね.Naviagtor トリガーリングとゲーティングという言葉が新たに出てきました.

DV24稼働施設

3D MRCPやEOB造影剤を用いたLAVAの検査は増え続けています.高齢者の方が増え続ける中で,息止めができない方も本当に増えてきています.こういったアプリがあると本当に現場は助かります.もっと,もっとより良くしていただきたいなと思います.

基礎コーナは当院の拡散強調画像の工夫とこだわりというテーマで昭和大藤が丘の本寺先生と私が発表させていただきました.

本寺先生の工夫は素晴らしいものでした.正直目から鱗でしたね.UMの醍醐味のようなものでした.webでは内容は公開しません.是非UMに皆さん来てください.Liveで楽しましょう.

私の発表では少しだけ,創意工夫を....

これはthin sliceのDWIをSag, CorにMPRする.いわゆる3D DWIの画像です.SSRFを使用すると,頭部の上部がうまく励起できなく,信号ムラになるのですが,Chessを用いることで,この不具合は解消されました.目的部位と脂肪抑制ということで,具体的に例を提示して,紹介させていただきました.甲子園ネタも披露してしまいました.

GEの梅原さんによる.Focusの原理です.これはかなり難しいと思いますが,すごく梅原さん的に噛み砕いて説明してもらって,私はすごくよく理解できました.

SSRFの部分の工夫なんですよね.これ以上はブラックで公開できません.是非会場に足を運んでください.こういった情報も聞けます.

昭和大北部の佐々木先生に最新のOptima450w DV24の使用経験をお話してもらいました.

Silentsではファントムを用いて,SPGRと比較をされていました.撮影時間も意外と...はちょっと以外でしたね.Promoも認知症の患者さんには良いという例を示されていました.Focusもファントムを使って歪の検討をしていました.すごくわかりやすかったです.ありがとうございました.

フリーテーマディスカッションのコーナです.司会はいつものように北里大の秦先生にしていただきました.

症例などは,個人情報保護などで,病院への配慮も必要ですから,ここではそれらがわかることがないように書かなければならないので,それが辛いところでもあります.トップバッターは帝京大溝口 原子先生.腸管のCINE画像を用いた.症例の経験でした.脂肪抑制がかなり効いていたのが印象的でした.そういえば,この手の検査はほとんど今は自施設でやっていないので,寂しですね.

新百合ヶ丘 堀先生は,頭部のFUSで非常に重要な解剖を描出するためにFocusで描出する試みの話をしていただきました.先生だけで,コーナジャックするような濃い内容の演題でした.先の佐々木先生同様に,Focusの基礎検討もやられていました.FUSの話が印象的で,ものすごく勉強になりました.

このコーナは秦先生の上手い司会+つっこみで,かなり面白いコーナとなっています.ここでは参加するユーザ全員が主役になります.最近は本当に発表される方が多くなってきました.

写真を撮影するのを忘れてしまいました.広報なのですが,よく話しに夢中になって,撮影をし忘れることがあります.横浜新都市脳外の竹田先生に表記で話をいただきました.すごく面白い内容でした.

昭和大学藤が丘病院,本寺さんは小児の肝臓の撮影方法を紹介してくれました.凄く綺麗な画像で大変勉強になりました.

SWANの話で盛り上がったいたのですが,こんな症例もあります.3Tで左がSWAN,右がGRASSです.GRASSが良い場合もあります.わかるでしょうか?

今回はものすごく刺激的になったというか,かなり皆さん準備してきていて,すごく興奮しました.またUMでいろいろ語り合いましょうね.

…Ÿ神奈川GE MR UMT…Ÿ