第57回ユーザーミーティング内容
2.9.13

1/26に新百合ケ丘総合病院にて,第57回神奈川GEMRUMが開催されました.この日はこのように快晴でとても気持ちの良い日でした.新百合ケ丘駅からバスが出ています.歩いて行っても良いのですが,意外と迷ってしまいますので,初めて行かれる方はバスがお勧めです.私は2回目だったので,歩いて病院まででかけました.ご覧の通り,昨年8月の開院ということで,とても綺麗な病院です.ここの手作りパンを食べたのですが,意外というか,美味かったです.皆様も是非,行かれた際はラウンジの売店でパンを召し上がってみてください.

川崎幸病院の中代表の挨拶からミーティングが始まりました.最近は風格さえ漂ってきたね.赤の服が,なんかバシッと決まってるね.かっこいいね.

今回は新百合ケ丘総合病院の講堂をお借りました.ということでかなり広いです.今回はDiscovery750wの見学ということもあって多くの方が参加してくださいました.ありがとうございます.いつもより会場が広いので,写真撮影もちょっと上手くいかず,手ぶれが多い写真となりました.悔しいですね.

情報コーナはGEの梅原さんです.昨年のRSNAの報告をいただきました.

大きく3つ,驚異のサイレントスキャン,これは昨年末超話題になりましたよね.その下,左,新しいMR Optima360 Advance Gradient SpecもSigna HDxtと同等になって,大変楽しみです.右,Caring Suite MR撮影室周囲の環境を,CAREする試み.

詳しくは高原先生のweb

実際のサイレントスキャンのデモはラボとRSNA会場とのネット中継だったそうです.最近はこういったライブも取り入れられているのですね.凄い.

MRIの音が100dB(工事現場の音)なのと比較して,サイレントスキャンは77dB,スキャンしていない時の音が76dBなのでほとんど音はならないということになります.これは最近では,驚くべきテクノロジーだと思います.本当に凄い.

実際には,K空間はこのように充填するようです.これってVIPR(バイパー)ですよね.このサイレントスキャンはOptima450wとGEM HNU(Head-Neck Unit)コイルで先行的に実現されるようです.現在は3D T1強調画像に応用されています.

個人的に最も興味のある,Optima MR360 Advance.脱着テーブルは今後出る話がありました.Oという点,Gradient SpecがSigna HDxtと同じになったことで,Signaを凌駕するのではないか?という期待があります.16chの受信になりました.ベッドは49cmまで低くなります.今のSigna HDxt Ver23も完成度が高いので,是非見比べてみたいというのがマニアの意見.神奈川にもたくさん入って欲しい装置ですね.え?栄共済にも?うちにも是非,入れてみたい装置です.うーん.使ってみたいですね.

Caring Suiteです.スライドのごとく,MR撮影をする際に,リラックスして検査を受けられるように,部屋を工夫するということです.一人の患者様に時間をかけられない,日本ではなかなかそこまで,お金をかけられないと思うけど....

FUSが骨メタの治療に...すごいね.ここまでくると.

次期VERに載ってくる,MAVRICSL股関節の金属のアーチファクトを最小限にするソフトなようです.最近他社のニュースにでも出ていますね.こういう技術は絶対臨床で必要ですね.

毎年RSNAの情報を聞きますが,若い時はいつかは行きたいと思っていましたが,もうこの歳になると絶対行きたいに変わってきました.あーカナダに行きたい.死ぬまでに一度.そう思わせてくれる報告会でした.

横浜新都市脳外の竹田先生から,昨年末行われたSigna甲子園2012の報告をいただきました.

大変恐縮ではございますが,神奈川が金賞ということで紹介していただきました.ありがとうございます.

実際に栄共済で保存しているトロフィーです.今回は真ん中の金賞をいただきました.過去を含めると,サイクル受賞です.嬉しいです.ありがとうございます.....恐縮です.

新百合ケ丘総合病院 堀先生

先生は自信満々に装置を使いこなしていました.(昨年見学時) この自信は拘っている証拠ですので,凄いと感じました.今後も宜しくお願いします.

題名はこれです.面白いですね.Multi Driveのファントム実験があったり大変興味深い内容でした.個人的にはGEM FLEXコイルの使い方に興味がありました.当院も同じ装置が入っているので,大変参考になりました.GEM FLEXコイル(なんと16ch)は当装置の売りなので,使いこなしたいと思います.堀先生はこのコイルに大変興味を持ち,上手に撮影するため工夫されていました.何よりもIDEALと併用して,このコイルを使うことにすごく拘っているということでした.拘り.拘る.=素晴らしいことですね.

東海大大磯 上薗先生は頭部の磁化率アーチファクト(インプラント)の例でした.EPI-DWIでなくて,プロペラDWI(FSE-DWI)が有用であったということでした.CHESSは外すともっと綺麗になるという意見もありました.

頚部のプラークイメージングの症例でした.IDEAL-SPGR法を用いて,綺麗に頚部プラークを描出していました.血管が非常に黒いのが印象的でした.頭部MRAの所見のところでは皆さんからいろいろ意見をいただいていました.

相模原協同病院の長岡さん.ずばり骨盤の画像を綺麗に撮影するには?ブスコパンなどの鎮痙剤は必要か?補助具などは?ということでした.ブスコパンなどの取り扱いなどは,病院間で背景がありますが,うったほうが劇的に画像は綺麗になります.こういった意見を伺う方法も良いですね.

横浜栄共済は私からMRElastgrahyの話をさせていただきました.写真は,私個人のものです.このようにIDEAL IQ,DWI,などとセット化して,EOBとは別メニューで撮影を行っています.正常,異常の弾性率,脾臓の弾性率.ADCとの絡みの話をさせていただきました.

新百合ヶ丘総合病院の3.0T Discvery750wの見学会ですが人数が多すぎて,2班に分割,われわれ世話人は後ということで,様子を伺うことはできませんでした.この写真は昨年個人で訪れた時の写真です.

今回,当施設から初めて参加された技師さんに,参加に関する感想を書いていただきました.

GE MR UMに参加して
(横浜栄共済 T.A)

今回、初めてUMに参加させていただきました。自分にとっては、とてもハードルの高い勉強会のイメージでしたが、UMの雰囲気はとても和やかで、楽しい時間を過ごせました。症例報告もみなさん様々でしたが、発表する側も聞く側も一緒になって意見交換をしていて、みんなが参加できる会なのだと実感させられました。

中でもエラストグラフィの話は、当病院で始めたばかりのトピックスではありますが、これからが楽しみです。私は以前に他の勉強会でエラストグラフィの話を聞きました。その時はこんな事が本当に出来るのか?と半信半疑でしたが、まさか当院で実現するとは!勉強することは山ほどありますが、みなさんといろいろな議論が出来るようにこれからも頑張りたいと思います。

ということで,T.Aさんありがとうございました.

…Ÿ神奈川GE MR UMT…Ÿ