第49回ユーザーミーティング内容
2.02.11

皆様,広報@横浜栄 高橋です.本年度も宜しくお願いします.では早速フォトレポート展開いたします.

去る1/22に第49回神奈川GEMRUMがいつもの川崎幸病院2F研修室で開催されました.毎度ですが,川崎幸のスタッフの皆様本当にありがとうございます.とうとう当会も10年めに突入しました.皆さん10年ですよ.10年.それで次回は節目の50回ですから,これはもうとんでもないことですよ.あと10年で100回ということになります.20年以上続けて,100回是非目指したいと思います.さて川崎幸病院 中代表から新年の御挨拶がありました.皆さん今年も燃えるぞ!!おー.

今回は最近になく会場の椅子がすべて埋まっていました.久しぶりの30名超えです.やはり人が集まらないとだめ.盛り上がりません.

GE Healthcare Japan Corporationメディカルダイアグノスティックス造影剤部門 アプリケーションスペシャリスト診療放射線技師 齊藤さんです.GEHC-Jにも造影剤部門ができました.そこにわれわれと同じ,診療放射線技師さんが活躍しています.齋藤さんは,以前は川崎に勤めていたそうです.齋藤さん,是非毎回UMにきてくださいね.現場の感覚はここで是非,磨いてください.一緒にがんばりましょう.

GEHC-J梅原さんからRSNA2010のレポートをいただきました.なおここからは学術参考資料としてご参照ください.また転載は一切禁止でございます.宜しくお願いします.

RSNA2010の会場は,GEのMRブースだけでITEMのGEブースと同じ規模だそうです.広いにもかかわらず,会場はいっぱい.そこでGEは,今最もホットな情報端末タブレット型PCを用いて,お客様への説明をおこないます.なるほど,すごい.

インターネットの時代ですから,ほぼ皆さん周知でしょう.奥がDiscovery MR750W(3T)と手前がOptima450W(1.5T)です.しかし,デザインが一新されて,とてもかっこよくなりました.

この画像はすごくかっこいい.3TのDiscovery MR750wです.

特徴が書かれています.70cmワイドボアシステムを採用しました.50cmのFOVも使えるという.

東芝と同じように4point+2AMPで,更にいろいろなバリエーションのRF磁場が作成できるようになりました.これはワイドボアになり患者様と送信部の距離が離れるためです.給電点からはなれると,Penetrationの影響を強くうけます.ですから4point給電+2AMP採用になります.今後はこちらが主流でしょう.

このスライドにあるように,Fixed modeとFlexModeがあります.FlexはB1マップを作成するようです.ここはどういうインターフェイスになるのか超楽しみです.

Penetrationの影響を強く受けるSSFSEでも,ARCを使用して,adiabatic pulseを用いた脂肪抑制を用いています.おそらく.LAVA FlexはDixon変法なので,説明はいらないでしょう.長軸方向にも歪まない.きれいな画像が撮影できます.

うーやはり来たか,GEM Suite.これはやはり時代なのでしょう.寝てすぐに撮影できるほうが良いに決まっている.うわー言ってしまった.とうとう言ってしまった.マルチコイルです.

ほら,新しいFlexコイルはこんなに軽くて,こんな形状です.肘もこれで綺麗に撮影できるのであろう.期待しているぞ.

Neuro Suiteです.21素子内蔵とありますね.

でそれはGEMR初 Feet Firstで頭部が撮影できます.

でそれは背中が曲がっている人にも使いやすいように傾斜がつけられます.

GEM Posterior Arrayコイル.後面のコイルで脊椎を幅広く撮影できます.40素子組み込んであります.(120cm)カバーします.

これに前コイルをおけば,腹部を撮影可能.上面は16素子ですから,後ろと合わせて32chで受信.

下肢血管コイルもこのように前面に載せます.骨盤部は31素子,下肢は21素子.最大100cmの撮像領域だそうです.3D Delta Flow(PRANCE)が使えます.

それはこのように折りたたんで棚に格納可能です.

このように全部のコイルを使うと全身の撮影がアレイコイルで受信できます.

ここからは1.5T Optima450wの話題です.

こちらも750wと同じボアを採用.

750wと同じGEM suiteを使用可能.

450wは右のテクノロジーを使用できます.

6point-dixon法 IDEAL IQでwater, fat, fat fraction, R2*で肝臓の脂肪定量,鉄沈着を定量画像として提示ます.早期の肝線維化の評価が可能になるのか?

健常者と脂肪肝の画像.これにMR TouchでElast追加可能になります.肝臓の新しいアプリで,新しいMRの応用が可能になります.

次は四肢専用の1.5T装置です.Optima430sです.

肘もoff ceterの影響も考えなく,綺麗に撮影できます.肘の綺麗な画像を撮影してみたい.

学術参考資料でした.ITEMにはお披露目できるのかな?

今回はいつもより,人数が多かったことは先に報告しました.今年は多くの人でMRについて語り合いたいですね.

昭和大学藤が丘病院 本寺さんのSigna甲子園の参加報告でした.本寺さんは初めての参加で,大変勉強になった.また少し驚いたようでした.今年も是非参加してみたいということでした.今年も予選会は熱く萌えましょう.予選会.予選会.神奈川の予選会は楽しいよ.

私の提示した,写真を撮影してくれてありがとうございました.Dicoveryのチロルチョコ食べたかった.

今回のテーマは動きを制覇する撮像シーケンスの工夫ということでした.トップバッターは秦野赤十字病院大沢先生です.

股関節撮影の患者様で痛みが強いため,ルーチンの撮像では動いてしまう.でもMPRAGEではフリーズしたT1強調画像が撮影できるということでした.位相エンコードを増やすと血液のゴーストが多くなるので,減らすほうが良いということでした.おそらく拍動が周期的(一定)ではないので,撮影時間が長くなるとよりアーチファクトが増えるという理屈だと思います.

つぎは東海大学医学部付属大磯病院 上薗先生です.

先生は,撮影の本当の基礎,患者様のポジショニングや固定具の工夫,説明の工夫などをやることだけでも大きく画質は違うということでした.前面SATおよび,呼吸同期をきちんとかけることが重要であるということでした.

最後に私,横浜栄共済@高橋がお話させてもらいました.

MRCPにて,BHのT1強調を撮影しているが,高齢化の影響でBHできない.そんな患者様のための非呼吸同期の撮影をwork upしてみました.あとは胸部の縦隔腫瘍の撮影の工夫です.これは内緒.

GEHC-J 中村さんにマニュアルチューニングの講義をしていただきました.

マニュアルチューニングをわかりやすく説明したスライド.

けいゆう病院 五十嵐さんに右スライドタイトルにある講義をしていただきました.

磁束密度の変化がおきるところは共鳴周波数の変化がおきるため,脂肪抑制パルスをあたえても脂肪抑制されないという原理から,徹底的に講義をしていただきました.足関節の脂肪抑制をよくするための最適体位など,充実した内容でした.

フィルムレビューは頭頚部の画像ということで,北里大学病院秦さんの司会で始まりました.

横浜新都市脳外 竹田さん,昨年に最新1.5TMRI装置Optima360が納入されました.その画像を引っさげてフィルムレビューに参加くださいました.VolumeDWIは5分少越ですが,非常に綺麗な画像でした.脳腫瘍の症例で髄膜播種のような,病変がすごく気になりました.

昭和大学藤が丘病院 本寺さんです.拡散強調はテンソルを用いているということでした.こういうところがUMは面白い.

けいゆう病院 五十嵐さんはeTOFの脂肪抑制は,インプラントがあると悪いことをしますよ.といった内容でした.当院もインプラントがある場合,大きくアーチファクトが出ることが考慮された場合は脂肪抑制はぬきます.

東海大大磯 上薗さんは,頚部,甲状腺癌の症例をお持ちいただきました.脂肪抑制T2強調画像を撮影するにあたり,IDEALは非常に約にたっているということでした.

北里大学病院の水上さん,メラスの症例をもってきていただきました.珍しいので,面白かったです.てんかんも鑑別に上がるということなので,皆さん頭にいれておいてください.あとCNSループスの症例をもってきてくれました.血管炎をおこすので,血栓をR/Oすることが重要であることがよくわかりました.

横浜栄共済 高橋はしつこくプラーク撮影の画像をもってきて,撮影方法に関して,皆さんの意見を伺いました.また皆さん宜しくお願いします.

結局当院では,急性期脳梗塞セットに付加する場合はMPRGEのみ,プラークの精査のオーダが来た場合は

FSE IDEAL T1,T2 MPRAGET1 両方撮影します.

毎回報告書くときは楽しみながら書いています.今も興奮していますが,次回は4月で第50回の記念大会です.皆様是非楽しみにお待ちください.

…Ÿ神奈川GE MR UMT…Ÿ