第39回神奈川GE MR UM 内容紹介
09/23.08

尾崎代表の御挨拶から始まりました.Signa甲子園2008のブロック割,およびイベントの中身,今年の採点方法などの説明でした.今年は画質においての加点方法が昨年と変わり,また実現性も臨床的有用性という評価項目に変更になったという説明がありました.

磁気共鳴医学会が終了して,間もありませんが,第39回神奈川GE MR UMが開催されました.場所はいつもの川崎幸病院2F研修室です.台風が心配されたのですが,お昼は台風一過ということで無事開催できました.

それはさておき,今回はSigna甲子園2008の神奈川予選とあって皆さん相当気合いが入っていました.神奈川を勝ち抜くのは相当大変なので,皆さん目が血走っていましたよ!!.

今回のエントリー演題数は5と,ほぼ例年通りです.

全くのガチンコ勝負でしたが,参加された皆様はいかがだったでしようか?私自身は言うまでもなく,こういうのは大好きですので,本当に楽しめました.目から鱗,またあんなの気が付かなかった!!そのことにジェラシーを感じてしまいました.最高に楽しーひと時でした.

結果は話せませんが,自身満々でブロック大会に出せる演題です.待ってろよ!!札幌・北海道!!.

GEYMS梅原様から磁気共鳴学会から発売開始になった.Signa HDxtの説明がありました.

このHDxtはHDxよりもさらにVolume MRというものを意識した作りになっています.以下転載不可です.

これは言わずとしれたCubeです.

新しいPIである.ARCを採用しています.FOVを絞ってもリップアーチファクトは出現しません.K空間domain typeのPIです.

今年の磁気共鳴医学会は一言で言うと,プリモビストの学会でしたが,HDxtから乗る,IDEALもそれに負けづ劣らず,センセーショナルな話題でした.世の中変わるほどの衝撃がこのIDEALにはあります.いや間違いなく変わるでしょう.

このUMの報告,またJRCの報告でも掲載していますので,簡単な原理紹介は省きます.このIDEALを使用することで,ケミカルシフトのない画像が提供でます.もちろん3Tに有効であるのは間違いないし,バンド幅を気にしないでルーチンクリニカルな検査ができるということです.

3つのTEからから位相情報を抽出,そこからここにあるようなField Mapを作成します.ここからアルゴリズムを作成して,各脂肪,水画像を作成します.通常この部位ではField Mapを見ていただければ,おわかりになるようにこのように足を直角でまげた状態では,脂肪抑制はききにくい状態にあります.ですからSTIRは必須でしたが,IDEALを用いると通常のT2強調画像が使えるということでした.SNが良いですからね.ここから水画像を作成します.

これは磁気共鳴学会でもセンセーショナル画像であった.高安動脈炎の症例です.IDEALの1回の撮影で,きれいな脂肪抑制T1強調画像(F-SE)を作成可能です.

3Tの画像です.血管に沿って造影効果があるのがおわかりになるかと思います.IDEALの水画像はこのように綺麗に脂肪抑制が可能です.

従来のCHESS法では上段,磁場の不均一のため抑制がきてしまい.このようにsaturateしてしまいます.下段IDEALでは血管周囲の造影効果が明瞭です.素晴らしいというしかありません.

ここのスライドでは脂肪抑制T2強調における.IDEALのメリットがまとめてあります

これも磁気共鳴学会で驚いたのですが,全脊椎においてもこのように水画像のみ作成可能です.

以上HDxtの簡単な説明でした.このあと,シャーカステンでHDxtのIDEALの画像を皆で,みました.素晴らしという声が多数きかれました.ver.upしてーという声も!!同感です.

サー皆さん,来るべき決選がきましたね.やりましょうか!!という掛声があったかなかったか?尾崎代表から開始宣言と投票用紙の配布が,緊張してきました.

5演題PCプレゼンテーションが終了.それぞれの写真をシャーカステンにかかげ,皆でご歓談.得点表に点数をつけていきます.

5演題の写真を背景にして,記念撮影です.この写真から優勝した施設を御想像ください.

文責:横浜栄共済病院 高橋光幸

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