第33回神奈川GE MR UM 内容紹介
07/24.07

北里大学の尾崎代表から御挨拶をいただきました.今日の会の流れなどを説明していただきました.

7/21(土)昭和大学藤が丘病院で第33回神奈川GE MR UMが開催されました.参加者はGEの方を合わせて36名の参加です.当日,日中は雨もらなくよかったです.とても暑い日でした.参加された皆様ありがとうございました.

藤が丘病院は今年の5月にHDxとHDeが納入され,それぞれが軌道にのったということで今回の見学会になりました.藤が丘病院 高橋俊行先生はじめ多くのスタッフの皆様,周到な準備ありがとうございます.また遅くまでありがとうございました.それとボランティアまでやっていただき本当に何から何までお世話になりました.GEのほうからはVER11.1の話もあり,情報取得かつ新しい装置に触れることができて大変よかったと思います.GEのアプリの皆様も多く参加していただき,実際にスキャンしながら説明くださいました.ありがとうございます.

GEYMS 明田様から米国版機関誌『Signa Pulse』にSigna甲子園が掲載され,GEYMSも驚いたという話と,この神奈川のUM風景が『Signa Pulse』にひょっとしたら掲載されるかも...皆さん写真を撮影します.掲載することに同意くださいということでした.というわけで説明と同意を得たので,是非掲載楽しみにしています.

久しぶりに神奈川に登場.鵜池様からはSigna ver11.1(正式リリースはまだ未定)の話をしていただきました.

今回の参加風景です.

ver11.リリース情報と変遷 3年後に

・脂肪抑制FISETA・PURE・3D TOFの改善

が+になります.

・PURE・脂肪抑制FISETAに関しては,良いでしょう.新しい,3D TOF Enhancementに関して少し話します.

通常,MT+SAT+FSパルスを印加すると通常はTRが長くなってしまいます.なので新しい頭部3D TOFは印加方法を工夫しています.SPEC IRを位相エンコード毎に印加,CENTRIC収集します.SATパルス,およびMTパルスは位相エンコード毎に入れ替えて印加し,TRの延長を抑制してます.

北里大学 大関さんです.北里大に昨年11月に納入されたSIGNA HDxの使用経験をお話していただきました.

そうですね.印象的なのはLAVA-XVの使いかたですね.動脈相は通常のLAVA(これはcalスキャンが必要)次の門脈相は骨盤の恥骨まで幅広く撮影して門脈を撮影します.肝硬変患者様が多いので,門脈圧が更新しており,その状態をスクリーニングしていきたい.ということでした.LAVA-XVはGEMを使用しておりself calなので最初のcalは動脈を撮影する範囲のみを撮影しておけば良いということでした.横断からMPRで冠状断(動脈相)はMDCT LIKEですね.あとは乳腺はMRSまで撮影しているところが印象的でした.

藤が丘病院の寺田様です.HDeの話をしていただきました.スライド上記ですが,概観はどっちがどっちだかわからないということでした.でもよーくみるとガントリーの表示はHDeは日本語で表示しているということでした. HDeはHDxと相違してできる機能もありるということでした.

リニューアルになったMRI室.綺麗になっていました.10年私も通っていたので,ちょっと旧MRI室が懐かしく思います.

23INCHのワイドモニターは非常に使いやすそうでした.こちらはHDxの操作卓です.右端に見える液晶縦型はシナプスの検像システムだそうです.おそらく過去画像も見えるものと思います.何よりも大きな液晶で参照画像が見られるのが羨ましいですね.RAD FAN探検隊でないのでこの当たりで辞めておきます.

新しいenhanced 3D TOFで撮影された頭部MRA画像です.FOV24cmで512でリコンされていました.STA-MCAアナストモーシスもこれでバッチリでしょう.

正面白衣(ブレザー)を来ているかたが高橋俊行先生です.その横は中島さんです.参加者を2班にわけて,見学になりました.割り振り,進行,ボランティアなど藤が丘病院のスタッフの皆さま大忙し.

Signa Liteテーブルを使用していました.ちょっと短いので,背が高い方は足が出てしまいます.こちらはHDxです.

いままで枚数を設定した後に,TRを変更して,一番低いTRになるように設定しましたが,1AQEで撮影する枚数にTRを変更する仕様が追加されていました.これはすごいですね.

操作しながらいつもソフトな語り口で上手に説明してくれる鵜池様

リクエストのMERGEです.マルチエコーの加算したものでヘビーT2 LIKEにします.これは抜群に良いと思います.ここは綺麗に撮影できないところなんで,こういうシーケンスは助かりますね.嚥下の影響を削除するためだと思いますが,面内SATをうちます.

膝に使ってみました.これはGE営業の方の膝ですが,秦さん,尾崎さんに聞いていた通り,ものすごく綺麗な画像でした.内側半月板損傷という診断が下りました.おそろしく,綺麗だったです.コイルの影響も大きいですよね.

次にHD eへ移動しました.HDeの操作説明はアプリ酒井さんです.こちらも非常に親切丁寧に教えていただきました.操作しているのは多摩UMからお越しの津田先生です.

スライス厚,gap, FOVが合わなくてもスライスのコピーが使えるということでした.これはユーザなのですごく良いとわかります.又日本語表示ですが,慣れると英語に戻れないですよね.

次にどのボタンを押させば良いのか,赤文字でガイドしてくださいます.これには正直吃驚しました.これほどまでOSが完璧にできているとは....あとノイズリダクション撮影ON, OFFの撮影も経験させていただきました.なるほど,確かに音は小さくなります.

皆さん時間ぎりぎりまで,装置に釘付けでした.あーっというまの1時間30分でした.横浜旭中央病院からは3名参加,横浜新都市脳神経外科も2名参加,皆さん真剣でした.

正直,最近の新しい装置を見る機会がなかったのでこれほどまで良いとは思いませんでした.特にHDxのポテンシャルの高さは想像以上でした.躯幹拡散強調画像も相当綺麗という評判です.HDeのほうは日本で作っていることもあり,本当にかゆいところまで手がとどくくらい素晴らしいOSでした.是非ハイスペック装置も作っていただきたい.というのが願いです.

MRIって本当にCTみたく,完成度の高い装置になってしまいまいました.オートボイス機能もやはり良いですね.AVSの3D処理機能も搭載されており.MRAの処理もadd veselが使えたり,撮影だけでなく画像処理も素晴らしい(=絶句です.)ここは他のメーカは是非見習っていただきたいと思います.ということで某メーカのユーザである米山さんに感想を一言もらいました.とても素晴らしい装置で,羨ましいということでした.本当に興奮していたみたいですよ.ということで次回34回はいよいよSIGNA甲子園の予選大会ということで,どうなるのか?楽しみです.
神奈川GE MR UMT