第32回神奈川GE MR UM 内容紹介
04/30.07

4/29(土) 川崎幸病院様で第32回神奈川GE MR UMが開催されました.とても良い日でした.というのもUM開催日は,雨,雪など結構荒れる日が多かったからです.

今回は36名,17施設の参加と最近では一番多い参加でした.SIGNA甲子園 金賞受賞の臼庭先生効果でしょうか?そうです.今回は茨城から北茨城市立総合病院 臼庭 等先生をお招きして,みんなでそのスキルを盗もうという試みがあったのです.まーそれは冗談として,臼庭先生の講演では,質問の雨嵐,また臼庭先生からの逆質問もあり,私も久しぶりに楽しめました.いや楽しかったです.皆さんはいかがだったでしょうか?

尾崎代表の挨拶

尾崎さんもまだちょっと恥ずかしそうでした.実は会場が狭いのでなぜだか恥ずかしいのですよね.逆に.

尾崎さんの挨拶の後,今回はGEを代表としてGEYMSのMr Signa甲子園大野様から御挨拶いただきました.Signa甲子園2007の胎動から,今年14回目の神奈川UMということでした.

次にSigna甲子園2007をサーポートしてくださる,明田さんからも初ご挨拶をいただきました.

神奈川の営業技術 梅原さんから,ITEM2007の紹介が行われました.今回の内容は秘密の部屋からのネタということでおそらく拝見したことがないかたは楽しめた思います.

ITEM2007の報告 駅を降りると,緑,青,水色のGEマークが柱に...

*下記写真の転載お断り

今回はSIGNA HDxのモックアップが初お目見え

PROPELLAのバリエーションが豊富になります.T1 FLAIR 頭部画像, T2強調画像 矢状断 脊椎,FSE PDの肩関節画像.こういう動きのあるところ,というかすべてこれで撮影したらどうなんだろう.と思うのは私だけであろうか?

No Phase Wrapが使用可能になりました.その他の情報はこちら

IDEAL, MEDALは前述が2D法,後述が3D法です.これは水・脂肪分離画像を作成したり,磁化率アーチファクトを補正した.水分離画像を作り出すことが可能.この件の詳細な内容を聞きたいという会場の声が,またね.!!ということでした.次回来たい.またFLOW PREP MRAとして,非造影の新しい撮影シーケンスに質問(高橋集中)FLOW PREPすることで速度に合わせた血管の位相が合い,速度に合わない血管は位相が揃わないため,信号が出にくいということでした.なるほど面白いシーケンスです.

インターベーション支援アプリケーケーションも開発中です.乳腺に関してはCAD STREAMということで診断支援のアプリケーケーションも開発中ということでした.

サタスマの赤お姉さんではありませんが,GEブースのお姉さん方でした.お疲れ様でした.

基礎コーナ担当はGEYMSアプリケーション中村さんのコーナとなりました.今後とも宜しくお願いします.

これもここを参考に.SWIっぽい撮影が可能です.実体はlong TE SPGRです.位相マスク画像は用いません.いや使えません.

このような撮影条件で,撮影できます.また3Dデータなのでくるくる回すことも可能.

なぜk spaceと呼ぶのか?是非これを読んでください.今回は中村さんにk spaceを中心にお話をいただきました.ありがとうございます.

北茨城市立総合病院 臼庭 等先生

内容はsigna・るへアクセス

臼庭先生からの質問は多血性病変であるHCC等のコントラストは従来のSPGRのほうが良い.LAVAではコントラストが弱いということであった.尾崎代表から,LAVAは従来のいわゆるefgre3d(3D FAST TOF SPGR)とは相違して水も多少なり励起している.つまり,MRAのシーケンスなので背景信号も多少なり抑制するのである.そのためLAVAでは脂肪抑制パルスを改良.背景信号(肝臓など)を綺麗に描出できるようになったということであった.したがって多血性病変である場合は背景信号が持ち上がった分,コントラストが悪くなったということであった.このように講演が終わっても意見交換会となり,大変有意義な時間を過ごすことができた.

長野から,佐久総合病院 小林さん.

問題画像を提起です.膝の横断画像でモアレ状アーチファクトが,ここでアプリケーション中島さん,酒井さん登場.ということであれこれ意見をのべ,小林さん,やってみるということ.アーチファクトがなくなれば報告をくださるということであった.

この後,栄共済病院 高橋が肩関節の症例を呼吸補正法を用いて撮影したことを紹介.小林さんから,ある提案をされたが(ここは参加された方だけのオフレコ情報)高橋拒否.(←冗談)呼吸補正をいれてもT2*は撮影時間の延長がなく良いという報告をした.次に大腿部 筋炎の症例を呈示,一緒に描出される静脈がうざい,これをなんとかできる方法はないのか?という逆質問の症例.薄いスライス厚で撮影した方法で簡易的に抑制可能ということで,皆で議論しあいました.最後に超急性期の頭部MRIの画像でLong TE SPGRで血栓描出の症例を呈示,四肢というテーマに反してすみません.

北里大 尾崎さんは最新のアレイコイルと肩関節の症例を呈示.皆さん食い入るようにみていました.

おそらくこの写真でも十分品質はおわかりいただけると思います.

相模原協同病院の長岡さん.TFCCの画像を持ってきてくださいました.2D撮影でも十分OKと先日の神奈川MRI技術研究会での新津先生のお言葉を聞いて,再度いま用いている撮像シーケンスを見直し.

手前上段 従来法 下段,むこうのフィルムは条件を変更皆でわいわいがやがやと大変有意義な意見交換会でした.次回は7/21昭和大学藤が丘病院でSigna HDe,xの見学会です.楽しみです.皆さん是非御参加ください.

神奈川GE MR UMT