第27回神奈川GE MR UMT
03/25.06

3/18(土) 川崎幸病院様で第27回神奈川GE1.0/1.5TUMTが開催されました.前回はあいにくの天気でしたが,この日は花粉がたくさんまったことでしょう,最高の天気でした.さて今回のユーザの参加者は35名でした.しかしながらメーカの方をいれると今回は50名の参加で会場は熱気ムンムン.参加された皆さん大変ご苦労様でした.今回は議論が活発で18:30まで皆さんといろいろ討議をしたり本当に楽しい1日でした.遅くまで施設を貸していただいた川崎幸病院様には本当に感謝の気持ちで一杯です.ありがとうございました.

GEの森さん,久しぶりに登場 EXCITE HDはお陰様で約70台売れており今後も益々力をいれていくということでした.短期間で一つのシリーズがこれだけの実績を作ったのは過去にないそうです.また機械レスで話題なEXCITE HDeもかなり受注がきているということでした.

横浜の支店長が岐阜から来た清水支店長になりました. 先日の本会に参加された感想.神奈川は討議が活発,アットホームなど..大変褒めていただけました.ありがとうございます.ITEMとOne GE Seminarの案内をしていただきました.ありがとうございました.

清水さんに代わられて初のUMTとあって今回はかなり力をいれて神奈川のユーザに案内していただきました.今後とも宜しくお願いします.

神奈川・北海道担当GEYMS営業技術 鈴木さん

鈴木の シリーズ

お馴染みGE営業技術 鈴木さんの「鈴木のITEM情報」ということでITEMの見所を話していただきました.RSNAの真似という批判もあるITEMですが,今回はちょっと違うよ!!というところを紹介していただきました.前回のRSNA情報では雪がたくさんふり,参加できないユーザもたくさんいらっしゃったので,そのこともふまえお話していただきました.

*下記写真の転載お断り

今回は私も気になる話題のSigna HDe特集でした.

いろいろな話題がありますが,機械室レスなレイアウトも可能ですよ.という話でした.

メッセージは日本語表示,パラメーターエラーは赤字などで表示されるようです.

GEもオートボイスつきました.ダイナプランでもそれも含めてDYNAMIC MRIの検査をコントロールできるようです.

従来に比べSRが抑えられたシステムですが,グラジェントのパフォーマンスは良くなっています.具体的にはパフォーマンスを落とす勾配電源の熱対策をおこなった模様です.従来と比較して熱がおさえられています.ですからへたな高スリューレートの装置よりもDWIの画像などが歪まないということでした.すごいですね.

アコースティックリダクションもつきました.GEユーザには朗報です.

皆さん是非,2006ITEM GEブースにお出かけください.

エーザイの今西さんからVSRAD(ブイエスアールエーディー)の紹介をしていただきました.サポートはすべてエーザイでやるというお話でした.僕もつい先日VSRAD関連のメールが来ていました.Tipsも書かれてありました.

開発元の大日本印刷の小野さんからソフトの概要から簡単なTipsまで説明していただきました.ユーザからは撮影条件を変化させただけで,結果が違う,どうしですか?とかいろいろ質問が飛び交いました.要望としては,Dicom接続できるようにしてほしい,結果画像をDicom画像にしておしい.という要望がありました.

・デスクトップにDicom Folderがあると読み込めませんのでMy DocumentになんらかのFolderを作成しておきましょう.

・結果は灰白室,白室,脳脊髄液の分離画像をよく観察しましょう.分離できていればかなり精度が高くなります.

当院でもカラー印刷までできるように仕込みました.

GEの中村さんからは昨年からのTipsでまとめたもの(撮影条件,コイルなど)のお話をいただきました.

各コイルの結果の相違,通常の均一性の良い,QDコイルをお使い下さい.ということでした.

上記に簡単なまとめを記します.

ネットワークの存在しない施設は,是非,上記簡易WSをお買いあげくださいということでした.皆さん環境がないかたは早速予算をつけましょう.

SIGNAを用いたMRI性能評価試験として,北里大学医療衛生学部の尾崎からS/N, 均一性-のレクチャーをしていただきました.また今回受けた認定試験の感想なども織り交ぜながらお話をしていただきました.資料もMLのブリーフケースの中に入っています.MLの方は特典ですね.

Ernst角などの質問がありましたね.こちらは尾崎さんがMLを通じて,エクセルの式を教えてくださいました.皆さん是非やってみてくださいね.次回は難関なスライス厚測定です.

基礎コーナを一番最後のフィルムレビューに回しました.秦さんと私で,検証 IVIを用いた,脂肪抑制の臨床応用として鎖骨下動脈,頭部画像を皆さんで閲覧しました.ここは別ページで紹介いたします.ボランティア画像ならば個人方法保護法には問題ないですからね.

秦さん,鎖骨下動脈の描出を検証.ランプパルスはいれていない.ということでした.左右上腕のsatを入れる場合,心臓にかからないようにすることが注意とのことでした.ここも後ほど詳細報告します.

*検証詳細こちら

昭和大学藤が丘病院 高橋俊さん,ver5なのでマニュアルでテーブル移動させて撮影しているということでした.でも十分臨床応用可能であるということでした.またプレゼンでは狭窄部位があると正面+両斜位を追加しているということでした.

新たなSignaユーザ 西横浜国際総合病院 練木ささん. VectraユーザからSigna HDユーザへ.まだ納入されて間もないので,皆さんのお力をということでした.造影剤の注入法が駄目だ!!とはフロアーの声,別施設の写真,撮影条件に興味津々の練木さんでした.

川崎幸病院中さん,詳細は研究シークレットということでしたのでここでは書きません.がんばってますね.僕も勉強になりました.研究は下肢MRVの画質改善ということでした.なんでも疑問をもつ,とにかくやてみる.大事ですね.いつも感心させられます.

戸塚共立第2病院の先生からは(すみません,名前が....)非造影MRAとANGIOの比較を紹介していただきました,MRAは臨床から非造影の要望が高いということでした.骨盤の蛇行の強い(スライスと平行に走る部位)の画質改善にはどうしたら良いか?という主旨でした.皆さんからはルーチンで撮影した後,画質確認後,更に薄く撮影してみたら?という声でした.

長野からは佐久総合病院の小林さん,装置のオプションでスマートプレップが入っていないので,各撮影のシリーズを作成し,手操作マニュアルでテーブルMRAを施行しているということでした.会場からはLINEARになるが脂肪抑制をいれて,下位部位はスラブ厚を短くしたらどうか?という意見が寄せられました.小林さんは長野に帰ってすぐにやり方も含め,再度プロトコールの見直しをおこなったそうです.

北里秦さんからはテーブルMRAの症例および,造影の使えない場合はTOF それでも駄目ならばFIESTAを用いているといお話でした.北里では非造影が根付いているので羨ましですね.

私からは最下部をTORSOコイルにし,3段階注入法でやると2例はばっちりだったよ.という話でした.

画像処理や,臨床におけるプレゼン方法など,皆で遅くまで話し合いました.とても有意義でまた益々,UMTの主旨に即した,内容になっていると大満足のUMTでした.次回は夏になります.

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