第22回神奈川GE1.0/1.5T UMT
05/31.05

挨拶&セミナーの案内をされている横浜支店長道下さん。いつもback upありがとうございます。

第22回神奈川GE1.0/1.5TUMTが5.28川崎幸病院で行われました。今回は第一製薬さんのCMRS, シェーリングさんのImaging Now in Kanagawaがあり、苦戦かな?と思っていましたが何を何をすごい熱気でしたね。会場を貸していただいた、川崎幸病院の皆様ありがとうございました。袴田さん、中さん感謝してます。また宜しくお願いします。参加者は30名でしたが先に述べたごとく、大変盛りあがりました。皆さんありがとうございました。

今回は山形から蛸井さんを招いてASSETの話をしていただきました。まとめはまた下記で書きます。

GEYMS横浜支店の道下さんから挨拶をいただきました。今度横浜主催でGEのセミナーをやるので是非、参加ください。ということでした。MRセミナー毎年恒例の夏の陣ですね。こちらは当会ML宛に案内書を添付していますので、各エリアの担当営業の方にお問い合わせください。

7/22に横浜にてセミナー開催されます

ホテルキャメロットジャパン
 

マイアミで行われたISMRM2005のGEブースの内容を鈴木さんから話をしていただきました。

今回のお話はITEM2005の話をもぶっとぶお話でした。勿論WIPですが今後の製品アナウンスということで期待もてる内容でSigna FANとしてはもう万歳、万歳という内容でした。それでは皆さんにお伝えいたしましょう。

2005 ISMRM Inマイアミビーチ

あたかも鈴木さんが行かれたような口調でしたが、自分は行っていないと自ら暴露、会場内は大いに湧きました。しかしいいですね。来年はハワイだそうです。行きたい。

ブース全体です。MRのみですからね。ここで注目、モックアップ展示はありません。すべてPCですね。やはりこういう流れなんでしょうね。

Signa HDではアプリケーション、画像再構成、スピード、感度補正、信号強度と5つのバランスを実現したということでした。

さーここからがWIPですが本題です。Propellaも従来のT2強調画像、最近できるようになったT2 FLAIRに更に今後T1強調画像もできるようになりますよ。ということでした。それは押尾先生が作られたGRASEを使用するということでした。もしこれが実現できればルーチンはすべてPropellaで撮影ということになります。当たり前の話で患者様が動くか、動かないか?わかりませんものね。

今のFSEベースのDWIはコントラストもEPI-DWIと相違、撮影時間も長いということで1分でも撮影できるようにGRASE-DWIを採用していくということでした。これを利用することで撮影時間にバリエーションができます。スライドのごとく1分〜5分まで、なるほど。これだと腹部もいけそうですか?

ポスター左はT2 PropellaにASSETを併用したという内容でした。右がTOF MRAに応用したということでした。内容まではまだ理解していません。是非理解したい演題ですね。

さてTRICKSもASSETが併用できるようになったということで更に時間分解能が短縮ということでした。512*512の画像で時間分解能は2.5SECということでした。ため息でますね。

つぎはご存じLAVAですが、ここでは効率化ということでうまくプレゼンされています。つまり1回の検査で動脈相はVRにも利用できる。

面白いのはここで実質相ではたとえば胆管が大きく開いていれば、MINIPを用いて、MRCP Likeな画像を作成できます。これはCTのパクリみたいな話ですね。Ducts画像ですって。

こちらはスライス方向、位相方向にASSETをいれる。(いわゆる2D SENSE)のアナウンス、コイルは12エレメント、12チャンネル収集、より多チャンネルにすることで高SNとし、スライス方向にもASSETをいれることが可能になったということでしょうか?左のSelf-Caribrationの意味はわかりませんが、Reduction Factorは4.3倍速を実現ということでした。この時間短縮のメリットは撮影枚数にトレードオフされるみたいで、横断で撮影、冠状断、矢状断、どこでもrefomat可能になる。ということなのでしょう。

RFの送信が複数個になりますよ。ということでした。では今は送信は1個ですから、送信系は1チャンネルと言えるでしょう。送信多チャンネルになると関心領域だけを効率的に励起できるため、撮影時間の短縮やSAR減になるということでした。SARはわかりますが、撮影時間短縮は折り返しなどのOVER SAMPを使用しないからということなのでしょうか?よくわかりません。

WIP 新しい16チャンネルの肝臓、および骨盤コイル。これはLocalizedを想定しているのですね。ふむ、ふむ。

このコイル群はすでにアナウンスがあったのすが、その横に注目。これらのコイルがコンバインして使用できるようになるということ。

ここもまだよくわかっていないのですが上記が受信系のASSET、下段が送信系のASSETになります。確かに全送信と部分送信で感度マップができるので、ASSETアルゴリズムはできますよね。ではどちらがどうって確かにSARは送信のほうが少なくすみそうですね。

これはVIPR(バイパー)です。時間軸にサンプリングを変化させて時間分解能を高めます。動画でどうぞ。常に低周波数成分を取得(ラジアルサンプリング)

ムービングテーブルMRIでもまた新たな動きがありました。これはテーブルを動かしても常にマグネットセンターで撮影する方法です。体軸方向に周波数エンコードをとります。体軸方向にうごくズレはテーブルスピードがわかっていれば原理的に補正が可能なんだそうです。常にマグネットセンターで撮影できるので、画像の歪みはありません。また脂肪抑制も均一であると考えられます。

これをラジアルサンプリングした場合を示します。

動画でどうぞ!!まさにヘリカルMRIですね。

全身MRAも可能だそうです。すごいでしょう。

鈴木さんが拘っていたおじさんです。???

さて現実に戻りましょう。ということで基礎コーナです。今回はGEYMSの中村さんはお休みということで、営業技術の多田 円さんにきてもらいました。多田さんは神奈川のユーザの質問に自身満々で答えてくれました。多田さん、また教えてくださいね。

Blurring Cncelleationの原理

2nexの場合、最初の1nexは上から順にk-spaceを充填、次の1nexでは下から充填それで足し合わせる効果はイメージとかかれたラインになります。信号の凹凸はなくなります。これが上記の正体です。1nexの場合は0.5nexずつになります。奇数NEXも使えます。

シーケンスおよび原理にと神奈川のご意見番北里医療衛生学部の尾崎さんに司会をやっていただきました。このオプションをいれたときのESPはいれないときの1.5倍だそうです。これは上記の原理にもとずくもので信号を平均化するので若干コントラストも変化します。したがって少しESPを延長させたコントラストに類似しているということでした。違ってますか?尾崎さん、皆さん。

その効果は歴然。シーメンス、フィリップス、東芝ユーザさんはこんなのありますか?フフフフフ。

検証は今回のUMT企画担当の衣笠病院 松村さんでした。

松村さんは呼吸同期のON, OFFおよび安静呼吸下での検討でした。安静呼吸下ではBC ONのほうがアーチファクト(呼吸にともなうゴースト)は少なかったという新たな発見がありました。これはGibbs artifactの影響なのか?(BC onにすると影響は小さくなるはず)なんなのか?尾崎さんの質問は傾斜磁場のかけ方はnexで反転するのか??という質問でした。反転することで動きがキャンセルする効果があるのでは?という考察にもとずいたものと思います。まだよくわかりません。ということで僕も検討してみたいと思います。

動きに強いT2強調画像の撮影プロトコールということで北里大学病院の秦さんと私がフィルムで発表させていただきました。

これ時間内にやるの、相当大変なんですよね。秦さんらは今やっている方法の方が綺麗ということでした。珍しい腎癌でした。

さー今回は東北から最高の刺客であります。山形県最上総合支庁 保健福祉環境部 最上保健所 地域保健予防課
感染症・健康担当 蛸井邦宏さんに来て頂きました。蛸井さんはASSETの至適な撮像断面とリファランスの断面ということで実シーケンス変化、リファランスの位相、周波数方向のSWAP、たしか1本104撮影という実験を無数繰り返して検討を行ったものでした。アーチファクトの工夫はASSET ONの画像からASSET OFF を引き画像全体にROIをとってアーチファクトを標準偏差として評価したものでありました。アーチファクトの定量としては良い方法で、実測傾向をよく表しているものと思います。参考になりました。

アンケート

撮像断面と同じ断面でリファランスを撮影する施設と横断のみで撮影する施設にわかれていました。ほぼ半分でした。ただEXCITE XLではすでに横断しか撮影できないようになっているということでした。横浜栄共済でも横断でリファランスを撮影、他は撮影しません。それでOKです。息止めでの本スキャンであっても、非息止めでリファランスを撮影します。

蛸井さんのラーメンの話、雪の話、脊損、ツツガ虫病はあとても面白かったです。

さー恒例のフリートークで皆さんの写真を見る企画です。今回は造影MRAです。司会は昭和大学藤が丘病院の高橋さんです。

皆野病院の市原さんはEPIを利用したMRAの写真を見せてくれました。これはおそらく市原さんの研究なので詳細ははなしません。あとは足の神経硝腫の症例でMRDSAでうまくFeeding Arteryを評価できたということでした。

川崎幸病院の中さんは脂肪削除をIVIでうまく利用した頭部血管MRA, MRCPでした。

相模原協同病院の中島さんはFS FIESTAの経験でした。

皆さん真剣な目つきで写真を見入っています。

成田病院の川畑さんです。

みんな真剣なのに当院の平野だけ眠っているように見えます。カツ!!

旭中央病院の佐藤さんです。ところでみんな写真綺麗でした。もうUMTやらなくてもよいのでは..........

EXCITE HDユーザでいます。国立相模原病院の梅原さんです。

蛸井さんも写真を持って参加くださいました。

これは綺麗でした。8チャンで撮影された腎動脈抜群でした。ありがとうけいゆう病院津島さん

眠りからさめた横浜栄共済病院平野さん

TEST BOLUS法を説明する衣笠病院 松村さん。

秦さんはこれまた誰もやっていないDirect MRV( 15倍希釈)の症例および使い方、病院での検査委託方法などの説明をしていただきました。シャント造影もありました。

ということでこのように和気藹々と楽しく、皆さんと時間を過ごすことができました。何か参考になるものはあったでしょうか?皆さん一人、一人これと思うものが一つでもあれば世話人一同本当に嬉しいことです。勿論個人的には皆さん本当に綺麗な撮影しているなーと驚いているのと同時に自分のいいかげんさをなんとかしなくてはと思っているしだいです。今回は久しぶりとあってWEBもがんばって書きました。皆さん楽しんでいただけたでしょうか?次回は8月を予定してます。
ホーム2004年の記事2003年の記事 | 2002年の記事2001年の記事神奈川GE1.0/1.5TUMTLINKBlog