第3回GE1.0TUMT世話人会&写真レビュー会
|
||||||||
2002.2.17 | ||||||||
|
||||||||
2.16第3回1.0TUMT世話人会と写真レビュー会(参加のお問い合わせのあった1.5Tのユーザーの方と交えて)が行われました。
すみません。名簿をなくしてしまいました。掲載不能です。 参加者は26名(参加人数のみ確認していた)でした。どうもありがとうございます。 司会 高橋光幸のもとで次回の会の内容を1.0Tユーザーで確認させていただきました。 次回は3.16(土), PM3:00〜6:00 尚、お金がかなり余っていましたので、今回清涼飲料水の他に、サンドイッチを購入いたしました。運営費から使用させていただきましたことを御了承下さい。 |
||||||||
|
||||||||
写真レビュー会の内容 1.5Tのユーザも交えて
参加してもらっている1.5Tのユーザーにも写真を持ってきていただいて、各施設の写真のレビューを行いました。これは前回の内容をFOLLOWする目的で行っています。 |
||||||||
昭和大学藤が丘病院(1.0Tユーザー) 清水 ○3D-TOFの撮像条件を変化させて頭部ルーチンMRAを検討 ・従来の撮像プロトコールは2スラブ法でバンド幅が±12.5khzであったが、新たに検討した撮影法は3スラブ法、バンド幅±7.5khzを用いているという発表であった。この撮像条件を用いて臨床に使用して検討を重ねるそうです。 会場からの意見 ・バンド幅を狭くすることでSNは改善されるが、今度動きによる影響がでる。したがってその影響が臨床にでないだろうか? ・動脈瘤の描出能に変化があれば、是非教えて欲しいということ ○0.5TMRAとの比較 ・昭和大学藤が丘病院では0.5TのSIGNA Contourも納入されています。そこでMRAの描出能を揃えるという工夫をしているというお話でした。比べるとやはり1.0Tのほうが綺麗でした。 聖マリ東横病院(1.0Tユーザー) 五十嵐 ○骨盤部のgated TOFの経験 ・PGでトリガーをとり撮影したが、うまく動脈を描出できなかった。心電図同期でPCを撮影し、至適なTD, view/segmentを入力することで画質は大幅に改善したという報告でした。 ○頸椎の横断面の撮影-特にFAST-SEについて- ・上白根病院と同じ撮影をしても脊髄液が白くならない。どうしたらよいか?という相談でした。 会場からの意見 ・撮影法をT2*強調画像、GRASSで撮影したらどうか?高速SE法はもともと動きに弱い、フローボイドになりやすいという性質を持っている ・どうしてもT2強調画像をFAST SE法で撮影したかったらPG法をかけるのも一つの方法という提案がなされました。 戸塚共立第2病院(1.0Tユーザー) 近藤 ○頸部におけるGATED TOFの撮影(静脈が描出してしまった2例) ・まずは従来法とGATED TOF法の写真を比較、GATED TOF法は画質が良いという話であった。CTLコイルもNV ArrayコイルもないがTORSOコイルで撮影したとのこと。問題は静脈が描出してしまった。これはどうしてか?SAT GAPは10mm, 20mm, どちらかを用いたという話でした。 会場からの意見 ・この2症例はかなり静脈が早い症例でふせぎようがないのではないか ・グラフィック-SATを使用するとSATがWalking SATにならないので要注意 ○GATED TOF 下肢全体フィルミングについて 近藤さんは3スラブで撮影されたGATED TOF法のMIP画像をフィルミングでうまく表現していました。まず通常の9コマを使用します。通常縦に各スラブのMIP画像を焼き付けるとコマとコマの間が空いてしまいます。近藤さんは横の列に着目いたしました。横はコマとコマのスペースが縦と比較してすごくせまいので、MIP画像を横にローテンションしてフィルムに焼き付けしていました・できあがっフィルムを縦、横逆にすると見事に連続性のある写真になりました。フィルムのアノテーションをすべてはずすということもやっていました。 ○肺分画症の症例 ・肺分画症の造影MRAの症例を見せていただきました。正面にMIPすると心臓と大動脈から出る血管が重なってしまうので、ペイントブラシで心臓を消去したということでした。これはこれで非常に良い工夫だと感じました。PHASE FOVを用いていたので、おりかえりをどうしたらよいか?という話では会場からは、腕をあげる、単純撮影をしてSUBTRUCTION処理をしてみるという意見がだされました。 近藤さんはいろいろなアイデアを提案していただきました。UMTの醍醐味ですね。 横浜労災病院(1.0Tユーザー) 後藤 ○血流の遅い患者さんは1スラブのほうが良いという提案 ・横浜労災病院では従来から1スラブでMTなしで撮影しています。今回前回のUMTで話題になった3スラブ、8枚重ね合わせ、MTC付加の撮影をやってみたらスラブ間の信号差がみられた。これを回避するために重ね合わせを12枚くらにしたほうが良い。 という提案でした。 会場からの意見 ・血流の遅い、患者さんはこのような現象になるのは経験している。このような現象になると認識していれば、また臨床で問題にならなければよいのではないか?これは僕の自論です。すみません。ただこのような症例でMTCをかけると血流と脂肪の信号が等しくなりIVIで処理しにくいという問題もあります。OUT OF PHASEで撮影するとどうだろうか?という意見もありました。 衣笠病院(1.5Tユーザー) 松村 ○頸部GATED TOF法における大動脈近傍の信号低下について 頸部のGATED TOFをCTLコイルを用いて撮影しました。質問は大動脈の近傍が信号が低いのだがこれで良いのか?という質問でした。 会場からの意見 CTLコイルでは全面にあるコイルが大動脈分岐部まで届かず、感度不良にて信号強度が低下した。 ○骨盤腔のgated TOF計算するとVS30以上これでいいのか? GATED TOFの画像は確かにガタガタしていた。 会場からの意見 実際のロカライザーがないのでなんともいえない。これについては後日POWER POINTでプレゼンを作成し実際の計算式を提示してください。アプリの方が答えてくれるとのこと 昭和大学旗の台(1.5Tユーザー) 山田 ○FRSSFSE法を用いた直腸脱の症例 前回の世話人会の時に次回動画で画像を見せるということで今回はPCを用いてプレゼンしていただきました。ゼリーを直腸に挿入して排泄しているところをFRSSFSE法(共同研究用ソフト)を用いてKINETICに撮影ししました。子宮脱みたいに直腸が脱落する様子が動画でよくわかりました。貴重な症例をありがとうございました。 昭和大学豊洲病院(1.0Tフィリップスユーザー) 高橋 ○フィリップスのINTERA1.0Tを用いてSENSEを使用したGATED TOFの撮影を見せてもらいました。GATED TOFは撮影時間がながいのでSENSEの良い適応ですね。是非学会等で発表していただきたいですね。GATED TOFをルーチンで撮影できますよね。 横浜栄共済病院(1.0Tユーザー) 高橋 ○動脈瘤はGATED TOFは用いないほうがよい症例2例 GATED TOFを膝窩動脈瘤、内腸骨動脈瘤に用いても、瘤内のフローの影響で良い結果がえられなかった。やはり下肢の動脈瘤は素直に造影MRAを用いたほうがよい。 ○VER9.0 3D FIESTAとFLUORO CE MRAの紹介、ASSETの効果、MRCPの新しいフィルター /3D FIESTAを内耳に用いて非常に良い結果が得られた。この撮影法はめまいのルーチン撮影が多いので、一番使用されると考慮される。3Dで撮影してREFORMATIONを用いると綺麗に内耳道を両側に描出できる。 /フルオロトリガー I DRIVEではTEST INJECTIONしかできなかった。またスマートプレップでは失敗の可能性も少しはあった。 このフルオロトリガーは透視みたいに造影剤が到達するのを目で確認。 GO3Dボタンをおすことで設定3D画像を撮影できるという方法 ・肺動脈撮影、頭頸部、腎動脈に良い /ASSET GE版SENSEのこと ASSET CALIBRATION6秒と実際の腸管腫瘍の症例をASSETありとなしで紹介、ASSETは十二分に臨床で応用可能 /MRCP 新しいSSFSE-XLは従来のSSFSEとフィルターが違う。従来よりもなめらかになった。またSURFACE COIL INTENSITY CORRECTIONを用いると従来のIICとは相違して通常の画像プラス、補正の画像がでてくる。これはどちからを選択して良いほうをフィルミングできるというユーザーに新しい選択を与えた優れたIMAGING OPTIONです。 川崎幸病院(1.0Tユーザー) 谷口 ○FUNCTOOLとFUNCTOOL2000の相違 左のMCAに狭窄を生じた症例をFUNCTOOLとFUNCTOOL2000を用いて処理を行った。MTE、NEIを求めたところFUNCTOOLでは有意な差は認められなかったが、FUNCTOOL2000では有意な差を認めた。アルゴリズムの相違で異常のある、なしが変わるという貴重な体験談を聞かせていただきました。 |
||||||||