Last Up Date 2005.03.01          

日記を物語る 2005年02月INDEXホームに戻る 

            


02月24日(木曜日)

雪。コラムの雅楽を執筆していた『日本語源大辞典』小学館.2005.02.25/\6000+税)が届きました。『日本国語大辞典第二版』の「語誌」欄のバージョンアップを中心に、読んで楽しい辞典です。『源氏物語』の注釈にも使わせていただきます。古典研究者には必備の一冊でしょう。

02月25日(金曜日)

曇り。井上眞弓先生から『狭衣物語の語りと引用』(笠間書院.2005.03.15/\16,000+税)を頂戴しました。序章に僕の「引用漢籍註疏稿」を引いて頂きました。華麗なる引用の織物・『狭衣』研究の牽引者の書。萬謝です。

02月26日(土曜日)

快晴。余明先生のスタジオでレッスン。「梅花三弄」。梅の花のもとで小鳥が舞う様を表すパートに挑戦。親指が痺れました。

02月27日(日曜日)

晴。「梅花三弄」のパートの練習に励む。もちろん校正も怠らず。物故した恩師のものはとりわけ入念に。奥様に挿し絵も提供していただきました。『日本語源大辞典』にも図版を提供なさっています。

02月28日(月曜日)

快晴。今月も終わり。来月も、注釈・校正月間です。僕の名を冠した本も立て続けに出版されます。よろしくお願いいたします。


02月01日(火曜日)

晴。津田博幸『古代文学会叢書V <源氏物語>の生成 古代から読む』(武蔵野書院/\2600+税.2004.12.25)が刊行されました。僕も「《琴の譜》の系と回路 物語言説を浮遊する音」を書きました。都合09本、古代文学会物語研究会の精鋭による論文集です。

02月02日(水曜日)

晴。成績提出日だったので、大学に向かったところ、中等部・高等部の合格発表と重なり、〈母と子、そして希に父と子〉たちの、その熱気に圧倒される。帰宅すると、鈴木裕子さんより『『源氏物語』を〈母と子〉から読み解く』 (角川書店、2005.01.31/\2,625円)を頂戴していました。<母と子>で読む『源氏物語』はありそうで今までには書かれなかったテーマ。必読の一冊になるでしょう。今日は僕にとって〈母と子〉を考えろと言う、天の啓示があったようです。。。

02月03日(木曜日)

快晴。同じ写真でも本が違えば掲載許可を再申請することになっているため、上野の某独立行政法人へ。ちなみに写真は『古代文学会叢書』と同図版なり。受付記帳者欄には昨日本を頂いたばかりの角川書店の編集者さんのお名前を発見。許可の出た写真を受け取った後、車だったので本郷までお送りする。なんだかとても楽しい20数分でした。ありがとうございました。いったん帰宅して、さいたま市内の高校で小論文講話。昨年も同時期におなじ内容を話しているので進行もスムーズ。一週おいてまた伺うことになっています。

02月04日(金曜日)

晴。試験の採点とレポート精読、さらに原稿と校正。いつものごとし。

02月05日(土曜日) Special Thanks 189,000 Hits

晴。明治も成績提出日につき、出かけようとして、念のため教務課に電話したところ、今日から入校制限が敷かれており、手続きが面倒なので郵送してくださいとのこと。そういえば、以前は持参が原則でしたが、最近、切手も添えてあるのはそういうことかと納得。さっそく、大泉郵便局へ出かけました。後は、山のような校正と原稿と格闘だ!!。近刊予告もOn The Webになったことだし、『人物で読む源氏物語』関係者のみなさん、ともにがんばりましょう。

02月06日(日曜日)

晴。『人物で読む源氏物語』の巻頭カラーページを飾る『源氏物語コレクション』の古筆切の配列に一日を費やす。ほとんどが学界未発表の逸品ばかりです。なかでも、畏友・竹苞・高城弘一先生は惜しみなくコレクションを提供してくださっています。先生の著作数はあの若さ(1964年生)ですでに泰斗の域に達しており、最近も、茨城の旧家から「西本願寺本三十六人集・兼輔集」から切り出された切の一葉を発見し、全国紙で報道されたのは周知のこと。それら架蔵のコレクションを盛り込んで手引きとした『平安かなの美』(二玄社,2004.10.20/\2600+税)は王朝文化の粋を知ることの出来る絶好の書。ぜひ御高架を。

02月07日(月曜日)

晴のち曇り。新典社で念校そして校了に。三時間もの間、お世話になってしまいました。コラムの雅楽を執筆した『日本語源大辞典』(小学館)のパンフレットが届きました。三月上旬発売とのこと。読んで楽しい辞典です。

02月08日(火曜日)

小雨。校正で一日費やす。

02月09日(水曜日)

晴。校正をした後、赤坂でうち合わせ。地図を片手に行きましたがやはり迷う。

02月10日(木曜日)

快晴。流山市内の高校で進路講話。すでに三年生が自宅学習期間のため、この棟だけ閑散として、のどかな雰囲気。春のこの教室の雰囲気を、僕はこよなく愛しています。二回の移動形式だったため、二年生は就職・公務員講座を回ってきた人もあり。帰りは早春の江戸川沿いの道を帰りました。

02月11日(金曜日)

快晴。世間は休日、ただし僕は原稿と校正、いつものごとし。

02月12日(土曜日)

快晴。所沢の松井公民館で古典に親しむ会『源氏物語』真木柱巻。玉鬘の物語も佳境に。それにしてもよい天気。ぼちぼち梅でも眺めに行くのも良いかも知れない気候です。

02月13日(日曜日)

晴。湿度も琴の絃には最適の季節。「梅花三弄」。

02月14日(月曜日)

快晴。お隣さんが取り壊し中につき、家をはずして池袋の本屋さんをはしご。事前に在庫をチェックしてから向かったのは正解でした。「国語と国文学」最新号、合格祝いとして諏訪先生の『うつほ草紙』など購入。

02月15日(火曜日)

小雨。校正と小文で一日費やす。お隣りは完全撤去で、射し込む光が眩しいくらいに。廃材を積んでいるところを見たら、数年前の火事で炭化していたものもあり、外からは分からなかったけれども、あの時の猛火の記憶が蘇りました。「国語と国文学」執筆者の加藤さんから抜き刷りを頂戴しました。ありがとうございます。

02月16日(水曜日) Special Thanks 190,000 Hits

霙から雨。早暁、茨城南部の地震で目覚める。終日寒い一日で仕事も滞りがち。

02月17日(木曜日)

快晴。03日にも伺ったさいたま市内の高校で進路+小論文講話。受講者の小論文を添削してからの話だったので、生徒さんの進路動向や、現状での認識レベルも分かっており、勘所を押さえて話せたように思います。また論文は添削させていただくことになっています。

02月18日(金曜日)

曇りのち雨。原稿と校正。またまたいつものごとし。今月だけで二回も締め切り直前のプロ並みの入札に泣かされていた、とあるものを、オークションで一発落札。こんなこともあるものなんですねぇ。

02月19日(土曜日)

霙から雨。白百合で『浜松中納言物語』を読む。関連本がいくつか出るようですが、まずこちらをまとめてから洗い直しということに。

02月20日(日曜日)

雨。シルクロード新旧二作を視聴。えも言われぬ充足感を味わいました。

02月21日(月曜日)

晴。千葉市内の高校で、人文系の模擬講義「『源氏物語』と音楽」。ひさしぶりで話も演奏も不満が残りましたが、出席票に「もっと詳しく聞きたい」と何人もの生徒さんが書き込んでくださいました。しっかり稽古してまたがんばります。

02月22日(火曜日)

晴。鼻風邪につき、自宅に籠もり、校正は宅配さんに引き取りに来ていただく。ここ一番の用心が大切ですから。

02月23日(水曜日)

晴。夕方、新宿に集結して明治の諸君と打ち上げ。満腹+満足。


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