有田の小皿と菓子鉢
A small dish and a bowl of Arita

この10年ほど、年賀状の挿絵に有田や九谷、美濃の焼物を描いてきたが、いよいよ描く器がなくなった。絵のために食器を買うなどという大それたことはできないので、食器棚を探したら、ずいぶん前にいただいた結婚式の引き出物が出てきた。古伊万里風というのだろうか、隙間がないほど模様で埋まっているので、少しためらったが、これしかない。
出来上がりを見て描き直そうとしたが、気力も体力も尽きた。陶磁器シリーズはこれで仕舞いにしよう。