千燈寺は国東の六郷満山の開祖である仁聞菩薩によって開かれたと伝えられている。平安時代の「六郷二十八山本寺目録」には本山、中山、末山の６５の寺が記されており、千燈寺は中山本山として多くの末寺を擁していたことがわかる。本堂が寺迫の山中からここに移されたのは先代のご住職が小学校に入る頃らしいから、７０年以上前のことになる。今度ご住職に伺ってみよう。ここは千燈寺の事務所があったところだ。最近建てられた石碑の文字は夷の実相院の青山師の揮毫による。「六郷満山」とあるが、山号は「補陀落山」だ。 次へ
