人麻呂歌碑
A monument inscribed with a tanka by Hitomaro Kakinomoto

未通女(をとめ)等が 袖布留山の 瑞垣の 久しき時ゆ 思ひき吾は」 (万葉集巻四501
乙女達が袖を振る、その布留山(石上神宮)の瑞垣が出来たはるか昔からずっとあなたのことを思っていました、との意。
「袖を振る」というのは、未婚の女が思う人の心を呼ぶしぐさだ。だから、既婚の女は袖を振る振袖ではなく、留袖を着なければならない由縁というが、本当だろうか。古代では未婚・既婚にかかわらず、袖を振ったような気がする。
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