東求堂
Togu-Do Hall of Ginkaku-ji Temple

東求堂は義政公の私的な空間であり、右奥の四畳半の書院「同仁斎」は棚と付書院があり、障子を開けると、開いた空間だけ庭が切り取られて一幅の絵画に変わる。堂の手前は銀砂灘に面した持仏の間であり、池の水面の光が軒に明るく揺らぐ。堂の左手、方丈との間にはこの寺独特の袈裟形の手水鉢がある。近代建築の造形を思わせる。