伊豆のメッッキ、カサゴ

今回も伊豆にメッキ、カサゴを狙いに行ってきました。
海は基本的にはどこもメジャーフィールドに属しますが、一部だけ名前を伏せています。


12月11日
        ポイントに到着する。今日はいつもより、ちょっと遅い。
        場所は青野川、いつものポイントである。

        風が強いようである。車がゆらゆら揺れている。

        今日一日の運勢を占うべく、ゆっくりと足を踏み出し、
        朝一番の釣り場の空気を胸一杯に吸い込む。
        
        いきなり、足を扉に挟んでしまった。
        涙が一筋こぼれるのを、管理人は止めることができない。

        管理人は昂然と顔を上げ、辺りの様子を覗った。
        あたりに人は居ない。
        管理人は安心して、その場にうずくまるのであった。

        本日のお告げは大凶である。

        管理人は立ち直った。
        朝の散歩のおじさんが通りかかったからである。

        タックルを準備する。
        いつも通り、ヒラフッコ用のベイト、メッキ用のスピニングである。

        堤防に降り立つ。
        今日は風のために、水面の状況が分かり辛い。ボイルも見ることができない。

        しかし、習慣となったベイトタックルを取り出しいつものようにキャストを行う。
        この行動から、管理人はむしろ、日本猿に近いことが推測されよう。

        黙々とキャストを繰り返す。
        右へ投げたり、左へ投げたり。
        しかし、管理人には、それ以上の工夫は無い。

        お猿さんには、シーバスは難しいようだ。

        管理人は、進化した。
        メッキを釣ることにする。

        問題の先送りこそ、進化の印と言えよう。

        いつものポッパーを結んだタックルをキャストする。
        しかし、風に煽られ、まともに動かすことができない。
        着水と同時にラインに引っ張られてしまう。

        それでも、管理人はポッパーを投げ続けた。
        何度も何度も、投げ続けた。
       
        この程度の進化では、絶滅も間近であろう。


        管理人は、突然変異を遂げた。
        水面のルアーが使えないのであれば、水中ならどうであろう。

        3才児でも出せる結論である。

        ダイワ製のシャッドに変えて、数投してみる。
        こころなしか、管理人も直立歩行しているように感じられる。

        そして、結果が出た。
        23cmのメッキである。

        辺りに、類人猿まで進化した管理人の、
        野生の咆哮が轟いたのは言うまでも無い。

        迷惑である。



メッキ 23cm
ルアー  ダイワ製シャッド
      頭にzeroと書いてある

良いサイズです。
今年は、15cm以下のチビメッキはいないのでしょうか?

        その後はポイントも沈黙し、風も更に強まり釣りどころではなくなった。

        移動である。
        今日は強い西風である。東伊豆へと車を走らせる。
        観光客でどこも一杯である。
        釣り人も多い。

        管理人は、河津川の手前に亀水族館を見つけた。
        寄り道である。
        このような管理人の行動は、驚くには当たらないのはご存知の通りである。

        入場券売機は故障していた。そのまま、入場する。
        タダらしい。



なかなか可愛い亀です
名前は忘れました


        

        いろいろな亀がいる。
        どれもこれも可愛いものである。

        ある水槽を覗き込んだ管理人は硬直した。
        これは何なのだろう。1m以上ある。

        


驚愕の亀です
ワニガメだそうです












        気を取り直して、場外へと出た。
        気がつくと、券売機の隣に窓口が有る。
        管理人は、ただ見をしてしまったようだ。

        移動である。
        時間も遅くなってきたので、お助けポイントへと急ぐ。

        いつものポイントをヒグヘッドで探る。
        岸壁の際をスイミングさせ、フォールしたところでヒット。
        なかなかのカサゴである。
        妊婦さんであったので、健康診断後リリースする。
        以下はそのカルテである。

 

20cmちょっとのカサゴです
卵でお腹がパンパンです

ジグヘッド+フィンズフィッシュ


        いつもの場所で、管理人はようやく人心地をつけ、
        人間である喜びを満喫したのである。

    まとめ
        今回の釣行は、風に祟られほとんど釣りの時間が取れず散々でした。
        もちろん、亀水族館なんぞに行ってしまう管理人も悪いのですが。

        お助けポイントのカサゴは抱卵していました。
        もう少し時間が経てば産卵も終わって、
        持ちかえって食べることができるようになるでしょう。