九州遠征記  7/12

寄り道ばかりしている管理人ですが、今日は雷魚を釣ります。


7月12日
 5:00 ポイントに到着する。
      釣具屋さんではない。
      昨日、チェックしたクリーク公園脇のポイントである。
      それにしても、近い。佐賀駅から、わずか15分程度である。
      佐賀県に転勤できないであろうか。
      ここは、縦横にクリークが交差しており、往復300〜400Mくらいであろう。
      岸辺の葦、水路内のヒシモを慎重に叩きながら探って行く。
      水路に架かった小さな橋の際でアタック。フロッグのお尻にそっと噛み付いてきた。
      50CM台のオチビである。
      更に奥へと進む。
      一際ヒシモの濃い場所で二度目のアタック。今度は景気が良い。バホッ!

      しかし、フックアップできなかった。
      2時間ほどこのエリアを釣ったがこの後は、反応が無かった。
      移動である。
      バックで国道に戻る途中、後輪でギリッと音がしたような気がした。
      これが、後の不幸へと繋がる。

      これも教えてもらったポイント。国道のすぐ脇である。
      同じようにヒシモを重点的に狙う。
      そして、バホッ!。今度はフックアップできた。
      豪快に暴れる。70CMくらいである。
      上から見下ろす形になるので、雷魚の動きが良く見える。
      走る時には体の上下に有るヒレをピンと張って、蛇のように体をくねらせる。
      国道からバイクのおじさんが、タマランといった感じで見に来る。
      あわてたのか、バイクがひっくり返った。
      それでも、一心に雷魚を見つめている。
      ツワモノである。
      管理人も自慢気に雷魚を走らせる。
      と、突然のダッシュ。フロッグが空しく浮き上がってきた。
      バイクの親父さんががっくり肩を落として、こちらを見ている。
      良い親父さんである。養子になれば佐賀県に住めるだろう。
      しかし、二人は目と目で語りあったのちに無言で別れたのである。

      次は、自分でエリアを探す。地図を見るがあまりにクリークが多い。
      車を走らせると至る所に良さそうなところが有る。
      ハスに覆われたクリークを見つけたので試してみる。
      管理人は、ヒシモの次にハスのエリアが好きである。

      クリークの奥、直系20mくらいの池状になったところである。
      真中に一部ハスが枯れて水面が見える。キャスト。
      1mくらい引くと、後ろの水面がゆっくり盛り上がる。
      緊張の一瞬である。待つ。そして、わずかにフロッグにアクションを加えたところでアタック。
      しかし、フックアップできなかった。
      そのままステイ。シェイク。来た。後ろの水面が、また盛り上がる。
      そして、強烈なアタックが来た。
      フックアップも完璧に決まった。強烈なパワーである。
      枯れたハスを蹴散らし、高く立ちあがったハスへと突っ込む。
      強引にやりとりし、ハスから引き離す。水面で大暴れする。
      再度足元の葦へ突っ込まれたが、ようやく取りこむことができた。
      過去最大の83CMであった。
      

写真は外しました

カムルチー 83CM

ロッド   OFT社 飛強
リール  ABU  6500 ロケット
ライン   PE   100ポンド
ルアー  FOR 



     この時、池の横に住む小学生くらいの女の子が見にきた。
     養女に迎えれば佐賀県に住めるかもしれない。

     女の子 「大きなが釣れたねおじちゃん」
     管理人 「おじょうちゃん、これは雷魚ってゆうんだよ」
     女の子 「ここに住んでいるけど、こんなに大きながいるって知らなかったよ」
     管理人 「そうだね、こんな大きな雷魚がいるとは思えないね」
     女の子 「私もこんな釣りたいな」

     管理人は強情な女の子は嫌いである。

     さらにもう一箇所、近場を探る。
     約100Mくらいのクリークである。
     わずかに、生えているヒシモの際にフロッグを通し、ポーズを取っていると、左上空からアタック。
     と同時にロッドが持って行かれそうになる。
     先手を取られてしまい、立てなおせないまま、ウイードに潜られる。
     しばらく、待っているとようやく出てきた。
     ガードレール越しに抜き上げたのは、80CMをちょっと超える良型であった。

     満足である。
     管理人にとっては、充分な結果である。
     明日は、大分を回って豊前地方の野池を回る予定である。
     今日は気持ち良く寝ることができるはずである。