お遍路さんと共に
11/22〜25にかけて、久し振りに遠征に行って来ました
日記の更新も久し振りだったりします。
11/23
さて、数時間の仮眠を取っていよいよ釣りの開始である。
まずは海に向かって左側の河口にある港から攻めてみる事にする。
潮は満潮から引き始めたくらいである。
風が正面から吹き付けて非常に寒い。
手袋をして、船が繋留されていない開けた辺りをポッパーで攻めてみる。
水面には小魚の群れが見え、時々小さなジャンプを繰り返している。
何度も何度もポッパーを引いてみるが、食ってくる魚は居ない。
しかし港のライトに照らさされた水面下になにやら大きな魚の陰が見えるような気がする。
ルアーを白のシンキングミノーに代え、フルキャスト後にスローなただ引きを繰り返す。
10投ほどした時に、ロッドが微かなアタリ伝えて来た。
その瞬間に水面から60cmくらいのマルスズキらしい魚が踊り出て、ルアーを振り飛ばして消えた。
しかし、ルアーが着水した辺りを見ると、更にデカイ魚が4〜5匹集まって来たのが見えた。
すかさずリーリングを開始し、魚も足元まで追って来るが食って来ない。
ロッドを使って8の字を書くようにルアーを操作してみたが、追いかけるだけで食って来ない。
そのうちに魚は沈んでしまった。
気を取り直しキャストすると、また同じように魚が追いかけて来る。
そして足元で沈んでしまう。
繰り返しだ。
トゥイッチを織り交ぜて引いてもみたが、やはり結果は同じである。
かれこれ10投ほど同じ事を繰り返していると、ついには魚の追いが無くなってしまった。
ちょっと考えてみて試しにルアーの色を変えてみる事にする。
今度は赤金のルアーだ。
ルアーを換えて一投目。たちまち魚が集まってくる。
同じく4〜5匹の大きな魚がルアーを追って来るのが見える。
その後ろからも数匹の魚が追ってくるようだ。
しかし、食って来ない。
どうしても食わせる事が出来ない。
そして、その内に魚の姿がまたもや消えてしまった。
再度ルアーの交換。
同じ事の繰り返し。
そして手持ちのルアーを全て試してみたが、ついに魚が食って来る事は無かった。
このポイントで珍しく約3時間程粘ってみたが、時合いが悪かったと判断し次のポイントへと向かう事にする。
今度は河口の右側の小さな港である。
到着して港から川への出口まで来てみると、引き潮の為に水深が1mも無く
水が透明なために魚が居ないのが丸見えである。
諦めて次の港へと急ぐ。
ここは河口部の最先端の港である。
水深は深い。おそらく5m〜10mくらいである。
流れも速く、着水したルアーがグングンと流されて行く。
しかし、港の中にも流れの中にも魚の気配は無く、ロッドにも生き物の気配が伝わって来る事は無かった。
もうすぐ夜が明ける。
特にポイントのあても無いので、地図を頼りに海側に有る小さな港へと行ってみる事にした。
街灯も無く真っ暗な細い山道を抜け、20分程かけて港に着くと
そこは漁師さんの出港準備で、火事場もような騒ぎが展開されていた。
防波堤の先端まで行ってみたが船の往来が激しく、とてもルアーを引ける状態とは思えなかった。
仕方なく撤収を決意し、最初の港へと戻る事にした。
夜は完全に明けてしまった。
港に到着するとかなり潮は引いていた。
ゆっくりと港の様子を観察してみると、防波堤の根元20mくらいの範囲で基部が丸い柱になっている。
防波堤の下がシェードになっていて魚が着いている可能性が有る。
この魚を狙う為にバイブレーションを結び、リフト&フォールをしながらテクトロを試してみる事にする。
スルスルをルアーを落とし込み、シャクリながら歩き出す。
と、途端にガツンと魚がヒットした。
ヒットと同時に足元のシェードに入り込もうと突っ込んでいく。
ロッドを前に突き出しラインが擦れないように、強引にやりとりをしラインを巻き込んでいく。
水面まで魚が浮いて来た。体高がかなり有る。
ヒラスズキかも知れないが、暴れているためハッキリとは判断出来ない。
しかし魚は水面で大暴れを繰り返しついにはフックが外れてしまい、足元のエグレへと一目散に泳いで行った。
ルアーを手に取りフックを確認してみると、リアのフック一本が完全に伸びてしまっていた。
物はメガバスのリップレスベイト。
試しに手で曲げてみるといとも容易く元の状態に戻ってしまった。
なんと弱いフックだろう。
過去にもリップインベイトを使用し、何度もフックを伸ばされて魚をバラしている。
このルアーのフックは使用に耐える物では無いようである。
もしくは交換が前提の商品なのだろうか。
これ以上魚をバラすのは耐えられないのでフックを交換する為に、釣具屋さんへと向かう事にする。