雷魚師の憂鬱


先日の初雷魚に気を良くして、KENKEN氏と再チャレンジです。

いつのまにか、雷魚師が増えていました。

いつも通りに、悪気は無ありませんので・・・・



4月2日  今日はKENKEN氏(以下、K氏)との雷魚釣りである。
       K氏の学生生活最後の日を、雷魚釣りで盛大に祝いたいものである。

       快調に高速道路を飛ばし、8時過ぎに釣り場に到着した。

       前回、管理人が犬に吠えられたあたりに、そっと車を駐車した。
       狙い通りに犬小屋は助手席の真横である。
       社会人の恐ろしさを叩きこむためにも、K氏に狙いすました一撃を与えたい。
       K氏の種族と犬は、まさに犬○の仲のはずである。
       
       管理人は何食わぬ顔で車を降りると、K氏も何の疑いも無く、続いて降りて来た。

       さてさて・・・・・

       しかし、あれほど吠えた犬が、今回はキャンとも言わない。
       ひょっとすると、この男は見かけよりもはるかに恐ろしいのかもしれない。

       自分の本性を隠す。
       社会人としての心構えはできていたようである。

       納得できないまま、準備を開始する。
       時々犬の方を見てみるが、目をそらすだけである。
       つまらない。

       先日と同様に、アシのポケットをピッチングで攻めて行くことにする。

       30分くらいすると、K氏が言った。
       「でいぶさんだ」。

       先日の雷魚情報に、タマラズ参上したらしい。
       ロッドを振り振り、こちらにやって来る。

       初対面なので、管理人は観察してみた。

       太っている?
       想像ほどでは無い。後10kgは欲しいところである。
       できれば、20kg。
       高血圧気味であれば、なお良い。

       年齢は?
       30ちょいか。
       糖尿はまだだろう。
       痛風は欲しいところである。

       顔は?
       面白い。
       ヒゲが伸びて口の周りを覆っている。
       管理人は、イソギンチャクに似ていると思った。
       心の中で、ギンチャクと呼ぶことにした。

       さっそく相談し、隣の池へと移動する。

       それから、長い長い時間が始まった。
       大きな池を、端から端まで。
       叩きに叩く。

       誰にも反応が無い。

       戻ってくると、地元雷魚師のライチンさんが居た。
       彼も初対面である。

       当然のことながら、観察してみる。

       体形は?
       痩せている。
       顔色が悪いので、回虫かもしれない。

       身長は?
       背が高い。
       この辺りは、重力が小さいのだろう。

       ちょっとクニャッとしている。
       もっと魚を食べると良いのに。
       カルシュームを沢山取って、骨格をしっかりするのが先決だろう。

       そして更に、だいあんさんが現れた。

       さっそく・・・・

       色白である。
       育ちが良いのだろう。私には縁が無い世界だ。
       もしくは、洞窟に住んでいるのか。

       性格は?
       良くしゃべる。
       開放的な性格なのだろう。
       嘘をついてもすぐバレる方だろう。
       
       しかし、魚の反応が無いので、みんなで喋ってばかりである。
       それも良いが・・・・・

       

       思い出したように釣りをしては、戻って来て喋ってばかりである。
       反応が無いまま、時間だけが過ぎて行く。


       結局、K氏に一度アタックが有ったきりで終了を迎えてしまった。

       冷たい風が吹きつける日曜日だったのである。


全然駄目な一日でした。
せめてアタックでも有れば、日記のネタになるんですが何も無し


この後渋滞にはまって、帰るのに5時間以上かかりました。

でも、素晴らしいフィールドなので管理人は通いつめると思います。