追加資料

発表の時にはなかった追加情報です。なお発表の時にご紹介した
参考書籍についてはここでは省略しています。ご了承下さい。

 XMLはHTMLの限界、SGMLの不自由さから開放される技術であるという点に注目するべきです。講座の中で、XMLのメリットが見えないというご質問がありましたが、これは私の説明が技術レベルに特化したものであったからと考えています。XMLの特徴を話すがあまり、メリット等についての説明が不足したことについては反省しています。
 この点を考慮して、ここにはXMLのメリットの一端をご紹介しておきます。
1.プログラムの変更を軽くする
 これまでのファイルでのやり取りでは、ファイルフォーマットが変更になると必ずプログラムの変更が必要でした。XMLでは必要のないタグは読み飛ばすようにプログラムを作っておけば、いくらタグの変更があってもプログラムの変更は必要ありません。
2.データとスタイルが分離されている
 HTMLはタグそのものにスタイルの意味を持っているため、ホームページなどの表現には持って来いですが、データの意味を表すことができません。これをXMLは解消します。
 またスタイルが分離されているので、一つのXML文書を複数の表示方法で表示することが可能となります。例えば、携帯電話用のページとパソコン用のページ、携帯端末用のページを一つのXML文書で表せ、スタイルを用意するだけです。
3.可読性
 単なるべたのファイルでは、桁数をいちいち数えてやっとその情報にたどり着き、意味を予想するという作業が発生することが多々あります。XMLはコンピュータだけでなく、人間にも読めますし、タグに名前が充てられているので、簡単に理解できます。
 この他にもXMLのメリット、利用方法は沢山あると思います。これからどんな分野に使われて行くのかが楽しみです。
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