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Linuxのはじめへ

ユーザ設定

 今回は基本となるユーザ設定の実習をやろうと思います。UNIXやLinuxではユーザ設定は非常に重要です。ユーザ毎に各種設定が持てることも使いやすさの秘密の一つでしょう。では、始めます。
ユーザ設定の重要性
 まずユーザ設定の重要性を確認します。インストール時には初期設定としてrootという最高権限ユーザIDが作られます。このユーザIDは、そのLinux上の全ての資源(ファイルやハードウェア等)に対して、最高の権限を持っています。それはすばらしいことで、何でもできるわけです。裏返すと間違ったことも何でもできてしまうわけです。
 危険です。そこで、権限を絞ったユーザIDを作成し、普段はそれを使っておくということが重要です。要はおかしなことはできないようにしておくわけです。そして必要なときにだけ、スーパーユーザ(root)になって作業を行うことが、UNIXでは一般的でしょう。
 またrootばかり使っておくと、ネットワーク接続した時にクラッカーにハッキングされやすいことも挙げられます。また普段使わないでおけば、クラッカーに使われた時、すぐに検知できるという点もありますので、ユーザ設定は必ずしましょう。
ユーザ設定(useradd)
 ユーザを追加するには、useraddコマンドを使います。プロンプトからuseraddとオプションを指定します。主なオプションは、以下の通りです。
-c comment  コメントです。ダブルクォーテーション(”)で括るようです。フルネームなどをローマ字で入れると良いようです。
-m ユーザのホームディレクトリを作成します。
 とりあえず、この程度のオプションでユーザ設定コマンドを作成すると、
useradd -c "Hiroki Sagawa" -m hiroki
というコマンドが出来あがります。意味は「ユーザhirokiはHiroki Sagawaという名前で、ホームディレクトリも作成する」という感じになります。
 このコマンドで恐らくホームディレクトリは、/home/hirokiになるでしょう。これはデフォルト設定によります。
パスワード設定(passwd)
 上記でユーザ設定しましたが、これだけでは不安です。パスワードが未設定だからです。必ずパスワード設定はセットで行います。コマンドは、
passwd hiroki
です。このコマンドを入れると新しいパスワードは何か?とシステムが聞いてきますので、入力してやります。いろいろパスワードには制限があるようですので、気をつけて。
設定ファイル(/etc/passwd)
 ユーザ情報はどこに書かれているかを探します。探すというほどではないのですが、ここにあるんだということを知っておきます。それは、
/etc/passwd
というところにあります。試しに
more /etc/passwd
とコマンドを入力すると先ほど設定したhirokiが出てくるはずです。この他にshadowファイルというのもあるようです。パスワードを暗号化して保管しているファイルです。
GUIでの設定
 GUI(Graphical User Interface)でもユーザ設定ができます。このGUIの画面はroot権限がないともちろん表示できません。コマンドラインよりもこっちの方が楽かもしれませんね。
 この左に表示されている画面がControl Panelです。このうち、四角い顔をしたアイコンをクリックすると下のような画面が出ます。
 下の画面でAddを押すとユーザを追加することが出来ます。削除、ロック等色々出来そうです。
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