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Linuxのはじめへ

マウント

 マウントとはWindowsを使っている人はあまり意識したことのない作業です。UNIXやLinuxではFDDやCD-ROM、HDDを利用する時に必ずこのマウント作業が必要です。
 WindowsでもLAN上のサーバのHDDを利用する時などは「ネットワークドライブの割り当て」という作業をすると思います。乱暴に言うとこれにあたります。
 大体の方はWindowsとLinuxをデュアルインストールしていると思いますので、LinuxからWindowsのドライブを見ることはきっと必要だと思います。これをやってみましょう。
Windowsのドライブをマウント
 まずはWindowsのHDDをマウントしましょう。コマンドラインから、次のコマンドをたたきます。
mount -t vfat /dev/hda1 /mnt/win98
 mountはコマンドです。-t vfatはマウントする(利用する)メディアの形式を指定。/dev/hda1はハードを認識するデバイス名(のようなもの)。/win98はそのデバイスをどこにマウントするかを指定。
 こんな風です。イメージ図を下記に示します。


 注意点は3点。1)/mnt/win98というディレクトリはあらかじめ作っておきましょう。(ちょっと上記の図は、/win98になってますが、間違いですm(__)m) 2)/dev/hda1という部分はWindowsがどこにインストールされているかで変わります。3)mountコマンドは基本的にroot権限を持ったユーザのみが行えます。
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CD−ROMをマウント
 LinuxはCD-ROMもマウント作業しなければ、基本的には使えません。厳しい。
mount -t iso9660 /dev/cdrom /mnt/cdrom
などとして、マウントします。iso9660はCD-ROMのISO規格です。まぁ、CD-ROMはiso9660で、win98はvfatという風に覚えておいても良いでしょう。
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FDDをマウント
 LinuxはFDDもマウント作業しなければ、基本的には使えません。より厳しい。
mount -t vfat /dev/fd0 /mnt/floppy
などとして、マウントします。vfatの部分は、windowsで利用するFDDの場合で、Linuxで独自に使う場合は、ext2と指定します。
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起動時にマウント
 さて、上記のようにマウントするのは良いのですが、いちいち面倒。起動時にマウントしてしまいましょう。root権限で、次のファイルを書き換えます。
/etc/fstab
 viエディタ等のエディタで、例えば、下記のような記述を加えます。
/dev/hda1 /mnt/win98 vfat defaults 0 0
 この記述の意味は、上記のWindows98のマウントと同じです。最後の方のdefaults以降はあまり気にしないで下さい。普通に使う分にはこれでOKです。
 本当は使う時にマウントするのが一番良い方法です。なぜなら、間違って削除したり、セキュリティ上の問題が出ないからです。まぁ、家庭などで単独のパソコンで使う分には問題ないでしょう。
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