Delphiとは

Delphiとは

概要

　DelphiとはBorland社が開発、販売しているプログラム開発ツールです。マイクロソフト社のVisual Basicと並び、Windows環境下でネイティブなexeプログラム(実行可能なソフトウェア)を作成できます。簡単ですが、どんなツールなのかを下記に紹介します。

開発環境として

　上記でもVBに並ぶ、Windows環境下で開発できるツールだということを書きましたが、下記の点で優れています。

GUI設計がしやすい
オブジェクト指向が完全に取り入れられている
コーディング量が比較的少ない(ただしDLLなど難しいものは同じです)

　チュートリアルとして用意されているテキストエディタプログラムを作ってみましたが、ほとんどコーディングはしていません。せいぜい、20行くらいです。ソフトウェアの公開は出来ませんが、下記のような画面が作れ、ちゃんと動作します。実質、1日強で出来ます。

　この画面の機能としては、

テキストファイルの新規作成
テキストファイルの保存
テキストファイルの読み込み
カット＆ペースト
バージョン情報の表示

とシンプルですが、これがたったの20行程度のコーディングで出来るのは驚きです。

私がこのツールを選択した理由

　私がこのツールを今回選択した理由は３つあります。

Javaと違うオブジェクト指向の実装系を体験してみたかった
KylixというLinux向のDelphiとも言うべき、objectPASCALの開発ツールが発表された
トレーニング用として安い(無料)バージョンが配布されている

です。私はオブジェクト指向をすべて理解できているとは思えませんが、Javaとは違ったオブジェクト志向開発ツールの実力とその使いやすさを実感したかったのです。またLinuxに注目している私としては、やはりソースをそのまま持っていってコンパイルできる環境があるというのは魅力的です。
　さらにボーランド社の、最低バージョンは無償、または最低価格帯の料金で提供するという素晴らしい戦略のもと、JBuilderとDelphiが提供されているのは評価を目的としている個人には非常にありがたいことです。

　さらに詳しい情報は、ボーランド社のホームページへどうぞ。

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