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ウィルス対策

 今年はコンピュータウィルス豊作だったんではないでしょうか。凶作であるべきものですが。

 コンピュータウィルスの被害の原因は、ソフトウェアの不具合や悪意を持ったクラッカーなどがウィルス自体を作り出すことであるのは間違いないでしょう。人間の身体に例えれば、「ソフトウェアの不具合=体調不良」で、「ウィルスの侵入=まさにウィルスの侵入」ということになるでしょう。

 では、ユーザ側に問題はないでしょうか。いや、その責任の一端はユーザ側にも残念ながらあるでしょう。自分がおたふくにかかった事がわかったら、通常、(病院に行く以外は)外出を控えるでしょう。しかし昨今のネットワーク状況から、自分がコンピュータウィルスにやられたことがわかっても、若しくは気が付かずに、ネットワークにつなげたままでいるというのは、まさにマスクもつけずにおたふくウィルスを撒き散らしているのにかなり近いのではないかと思いますが、言いすぎでしょうか。

 対策の基本は、予防にあります。現在の医療も予防の医療に邁進しています。基本的には、ウィルス対策ソフトを導入することが第一だと思います。むやみに添付ファイルを開かないとか、セキュリティホールを塞ぐとか、他にもいろいろありますが、まずはウィルス対策ソフトを導入です。掛け捨ての保険と同じと考えれば良いと思います。

 最近、NimdaやAlizなど、InternetExplorerのセキュリティホールを突くウィルスが蔓延しています。メールソフトはただだからという理由で、OutlookExpressを利用している人も多いと思いますが、多数の人が使っている=ウィルス作者の対象になりやすいという面もあります。他のメールソフトの利用も検討されるべきではないかと思います。

 最後に、ひとつ。ネットワークセキュリティの基本として、「セキュリティレベルの低い部分が1箇所でもあれば、そのネットワーク全体のセキュリティレベルはその一番低いところと同じ」という考え方があります。洪水で堤防が決壊するように一番弱いところからやられ、一気になだれ込むのが、クラッカーであり、ウィルスです。

 ウィルスを顧客に送り込んでしまったら、きっとその会社、個人の信頼は一気に地に落ちるでしょうね。対策詳細を聞きたい方は、メールでご連絡ください。
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