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CIOは誰がなるべきか

 CIOという言葉が出てきてからだいぶ経ちますが、一体、CIOに適した人材というのは誰なんでしょうか。

 まずCIOという人材に必要な素養というのは何でしょうか。
  1. 情報システムに関する知識があること
  2. 経営的視点から物事を判断できること

この2つが最重要ではないでしょうか。でもどちらかというと2の方が大切に思います。なぜなら1の方が大切なら、これまでの情報システム部門長と同じだからです。

 中堅以上の企業のCIOは上記の2つを兼ね備えた人材を発見して、CIOに据えているものと思われますが、中小企業はどうでしょうか。まず、CIOを置いていないというところがほとんどでしょう。もし情報化を進めることを考えているのなら、あなたの会社がいくら小さくても置いた方が良いです。横綱が横綱相撲を取るのは横綱という格式がそうさせているのだという話を聞いたことがあります。CIOという肩書きがつけば、おのずとそういうことも考えざるを得なくなります。

 さて、最後にこのコラムのタイトル、じゃあ、誰がCIOになれば良いか、です。もちろん、社長、あなたです。資金繰りのことや次の製品の納期のことなど日々の仕事に追われるのは結構なことです。忙しいわけですから。でも次のことを考えましょう。そのひとつとして、社長もCIOになってみましょう。

 ITに関する素養がない? 大丈夫。経営的視点は少なくとも社長が一番社内で持っています。ITに関することでわからないことがあれば、われわれコンサルタントに聞けばいいのです。(従業員をびっくりさせたいのなら)従業員にわからないように、裏で私たちと手を組めば、社長も立派なCIOになれます。

 もう一度、申し上げます。CIOになるべき人材は社長ですよ。
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