薬物中毒の子供はストリートにたくさんいるのですか?

2年前に行ったときにはタバコ・マリファナは多くの子供が使っていました。また、大人の中には様々な麻薬を注射して使っている人がいます。
当時、僕が子供から聞いた例はひとつだけで、その子はおそらくモルヒネだと思いますが、薬物を売人から注射器で打ってもらうことがあると言っていました。(薬物は非常に安価で手に入るようです。)

1年前には接着剤に含まれるシンナーでシンナー遊びをする子供が急増していて本当に驚きました。街を歩いていると、背中にプラスティックを集めた袋を背負って、手にはビニール袋を持って接着剤を吸っている子供を見かけることもあります。シンナーは中毒性があるため、一度広がると止めるのは容易ではありません。注意すると却って隠れて吸うようになるだけで対応も非常に難しいです。
彼らは仲間で一緒に行動するので、ひとりが吸うとグループ全員に一気に広がってしまいます。逆にシンナーを吸わない子供はそういった子供同士でグループを作って暮らしています。

今年はついにシンナーによる死者が出たため彼らもシンナーを止めていました。しかしダサインというお祭りのときにお祭りの間だけといって再び吸い始め、そのまま中毒性があるために止めることができずにいます。
マリファナを止めることはありませんし、子供たちの身近かの若者には覚醒剤などをやっている男もいます。薬物は彼らにとってとても身近かなものになっています。

2年目に撮影したビデオに映像がありますが、シンナーを吸うと会話もできない状態になってしまいます。シンナーは脳や骨を溶かしていくため、タバコ・マリファナとはまったく異質な問題です。