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人間目の前にいて多少でも交流があれば、その相手に何かしてあげたい、と思うのは自然な感情ではないかと思います。 私も子供達に必要なのは愛情や精神的な支えなのだろうと思うのですが、金銭・物などをあげることも愛情の表現の一つではないかと思います。? |
僕もお金や物・食べ物をあげることは大切な愛情表現だと思います。 実際、信頼関係ができたと感じれば、僕だって食べ物をおごったり、ハイキングに連れていったりということもしました。お別れのときにレインコートを全員に買ったし(雨期が迫っていたので雨でもゴミを集められるように)、撮った写真も日本から送りました。 でも、それはいつもいつもではありません。ここが難しいんですが、自分が今はあげてもいいと感じるときだけあげていました。別になにかの基準があるわけではないんですが、子供との人間関係のなかで、人として対等に付き合って、今はあげてもいいと感じるときです。この辺はいつまで経っても一回ごとに悩んでしまいますし、間違って失敗することも何度もありました。 ただ言えることは、子供たちとひとりの人間として彼らの生き方に敬意を持って付き合っていく。 その助けになるか、障害になるか、ということを基本に置いていたのかも知れません。 僕が無制限にあげたものは薬だけです。直接薬を塗って、バンドエイドなどを張ることで、彼らが大切にされていること、人に触れられていることを感じてくれればと思っていました。 僕は彼らのことを無力で可愛そうな子供とは思っていません。 挑戦的で自立した心優しくてたくましい、敬意を持って付き合うべき人間だと感じています。そんな彼らに何かを恵むなんて、おかしいことです。友情の印として何かを分かち合うことなら僕は喜んでします。 |