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お金をあげると”お金を貰って生活すること”を助長してしまうのでは? また働かなくなるのでは? |
これも場合によると思います。ただねだったら貰えたでは、子供自身も得したくらいにしか感じないだろうし、お金をあげた側もたかる対象として見られてしまう恐れがあります。そうすると子供はもう本当のことは話してくれません。いつも可愛そうな無力な子供を演じることになります。 しんどいけども、子供が演じるのを止めるまでは、お金やものをあげないほうが、子供たちとも本当の付き合いができるように思います。 ネパールの場合だと、子供たちはいやな仕事でもすればお金は手に入る状況にあります。だから、場合によっては彼らの方が僕に食べ物をおごってくれることさえありました。 どうしてもお金が必要に見えたら、そのときはちゃんと話を聞いて、それが信じられるならあげてもいいと思います。僕も客観的に考えて本当に必要だと感じたときにはお金もあげました。(バスで故郷の村へ子供を帰すとき・洗車の仕事を始めた子供がバケツやブラシを買うときなど) 無力な子供ではなく、一人前の人間同士として付き合えば、子供たちの態度も変化するんじゃないかと思います。 |