tech^dEV マイクロマシン双安定光位相変調器
マイクロマシ双安定光位相変調器を基とする光位相多重・多値記録・再生ホログラフィーメモリ光学系
この双安定光位相変調素子により、信号データによる反射光面画像(ページデータ)を生成し、それをレンズで集光し、
メディアの同一体積の中に参照光との干渉縞を順次に感光し形成する書き込み、空間光変調器から0次光がレンズに入り
通過していく。各ピクセルからの0次光に位相差bの有り無しを与えて各ピクセルの1,0のデータ状態を区別している。
焦点に集光していく直前、直後の円錐部分に各ピクセルからの光線が高い密度で小さな束になっている部分を参照光と
干渉させ記録媒体の小さな体積の中に干渉縞を記録する。

上位置マイクロミラーからの反射光位相は進み、下位置マイクロミラーからの反射光位相は遅れる。ピクセルを2次元に
配列させ、各ピクセルのマイクロミラー位置の上、または下の双安定動作を、デジタル論理データ1、または0に対応動作させ、
例えば400nmレーザー光使用の場合、マイクロミラー表面で反射する光の位相をπ(半波長) の範囲で任意の値の位相進み量と、
位相遅れ量に対応させた2次元光面画像(ページデータ)を毎秒数万枚フレーム発生させる。
この高速光変調性能は、データ並列処理を基本とするホログラムメモリにおいて 超大容量と同時に超高速なデータレートを
要求するシステム開発に適合する。
デジタルデータの1と0に光位相δ量の進みと遅れを対応させ、このピクセルを配列させた光位相変調器により、位相の進み、
遅れによる2次元配列に変換したページデータ画像に変換し、レンズで集光したページデータ画像光に参照光を照射、干渉させ、
フォトポリマーの体積に干渉縞を順次に感光形成し、デジタルデータをフォトポリマーの同一場所(アドレス)に多重書き込み、
1アドレスに多値記録していく。
ページデータ画像生成は、光強度Iを一定とし、論理1,0を、ビット1深さ光位相を
+δ1と-δ1、ビット2深さ光位相を+δ2と-δ2、ビット3深さ光位相を+δ3と-δ3で表現し、3ビット深さページデータを
メディアに順次書き込む。
そのように形成した干渉縞に参照光を照射し多重データ合成光を再生し、さらに各アドレス
における多重データ合成光にこの光位相変調素子により生成する全アドレス共通の読み出し光δreadを合成し、
アドレスにおける位相多重データ情報を最終合成光の振幅情報に変換した最終合成光を得て、それらの最終合成光の光強度を
イメージセンサーで検出する。
この光学系は、機構部がなく軽量、コンパクト構成が可能である。

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改定日: 1/31 2022