タ イ プ |
発症状況 |
所 見 |
治癒期間・予後 |
背骨のインナーマッスルの緊張によるもの | 何かの拍子に腰に違和感を感じ、30分〜2時間ぐらいかけて徐々に痛くなってくる。 | へっぴり腰状態になる。 腰に力を入れると痛い。 インナーマッスルの緊張は取れにくい。 |
3週間前後 放って置いたら完全に回復しきれないことも多い。 |
腰のアウターマッスルの緊張によるもの | 同 上 | 痛めた筋肉に力が入る動作が痛い。 たとえば左に曲げると痛いが、右に曲げても痛くない。 |
2週間前後 予後良好 |
筋肉を実際に損傷しているもの | 前屈みで物を持とうとしたとき、ピリッとかビリッと感じ、直後から徐々に2〜3分で痛くなってくる。 | 上記2例のどちらか。 筋肉の緊張が取れてくると、損傷した場所が特定できることもある |
損傷が軽微・・2週間、予後良好 損傷が大・・4〜6週間、後遺症を残さないように |
背骨や骨盤の関節を痛めた(捻挫)もの | 無理のある体勢で力を入れた瞬間グキッとかボキッと音がする感じを受け、直後から動けない。 | 重傷の場合はどの様にしても痛いが、軽傷であれば、腰を反らす時が痛い。 | 2ヶ月前後。症状が無くなった後も、しばらく継続治療を |
背骨や骨盤の関節がロックしたもの | 段差などに気づかずに、足を踏み外しガクンとなったとき。その時はほとんど症状はなく、1時間から半日後、だんだん痛くなってきて動けなくなる。 | 動けない。 | ロックした関節をアジャスト(矯正)できれば、その瞬間痛みは取れる。矯正できなければ、強い痛みは1週間以上続く。 |
椎間板を損傷したもの | 前屈みで重い物を力一杯持ち上げようとしたとき、バキッと音がし、そのまま動けなくなる。 | 椎間板の痛めた部位にもよりますが、体が大きく左右どちらかに曲がっていることが多いです。 | 軽度なもの・・2,3ヶ月 重傷・・MRI検査が必要な場合も |
上記の状態に、それぞれ炎症を伴っているもの | 様々です | 楽な体勢が無く、ズキズキ痛む。 | 炎症が収まるのに2,3日から2,3週間。 その後筋肉や関節の治療。 |