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MOKEI-DORAKU : Scale Models and Composite Photographs.

模型関連ニュース
模型界で気になる事をピックアップします。

第49回静岡ホビーショー 一般公開日レポート

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好天に恵まれ、日中も気温が上がり、会場のツインメッセ静岡も熱気であふれかえり、くらくらするくらいでしたが、テンション上がりっ放しでオープンからクローズまで、歩きっぱなしで回って来ました。入り口のボードも、各国語で書かれていて、国際的な感じですね。さほど海外の方は目だちませんでしが、アジアの方は分からなかったのかもしれません。
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会場内全景(二階食堂のテラスより)

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HASEGAWA ロータス 79 "1978 ドイツGP ウィナー"

ブラックビューティーのロータスは、なんとタミヤとバッティングしてしまったアイテムなのですが、こちらは新設計のキットで、今後のラインナップにも期待が持てる、すばらしい出来のキットです。もちろん外形だけでなく、エンジンやミッションにも力が入っています。パーツが多すぎて組みにくいという事は無さそうな、適度な分割に感じました。エッチングも別売りで発売されるようなので、シャープに再現したい方は、合わせて買うべきですね。
予価3,780円(本体価格 予3,600円)

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TAMIYA ロータス タイプ79 1978

1/20 グランプリコレクションの60作目となる、タミヤ版「ブラックビューティー」。ハセガワとの違いは、並べてみないとわかりませんねぇ。こちらのキットは、旧作のパーツも、ホイールなど、一部使われているようですが、ボディー等主要部分は、新設計のピカピカマシンです。
ファンネル上の金網は、ハセガワと同様、プレスされてカットまでされたパーツがつきますので、目だつ部分がラクチンで良いですね。パッと見た印象は、どちらも甲乙付けがたい感じで、もう、好みで判断するしかないのかなーと思います。可処分所得の高い方は、ぜひ両方作り比べてください! 気がついた点を一つだけ書くとすると、デカールの細いラインが、タミヤの方が、細めになっている事ですね。両者のキットから、気に入った不本を組み合わせるなんて言う、贅沢モデリングをするモデラーは、きっと出て来るんじゃないかと思います。作られた方は、ぜひお知らせください。

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TAMIYA ソビエト戦車 BT-7 1935年型

1/35ミリタリーミニチュアシリーズも、なんと309作目だそうで、1作目から、暗記しているモデラーが、どれだけ居ますかねぇ。記憶力が減退しているので、私には無理だ。えー、話をキットに戻すと、ソビエト戦車の歴史として、重要なBT-7のこのキットは、すっきりカッチリ組み上がる、タミヤスタンダードという感じです。対戦初期の、きゃしゃな装甲の戦車らしい雰囲気がよく出ているだけでなく、目だつキャタピラも、これなら履き替えさせる必要が無いんじゃないかなという出来で、頼り無さげな感じもうまく出ています。砲塔や車体内は、砲尾と二名のシート、ドライバーシートといった、最小限の内容ですので、ここらへんは、アフターパーツが各社から出るかもしれないですね。ドイツ軍の進撃を、必死で食い止めようとしたこの戦車、ダイオラマとして、単体でも良し、ドイツ軍との組み合わせでも良し。楽しめそうなキットの登場に拍手しましょう。

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メッサーシュミット Bf109F-4 Trop 1/32 マルセイユ搭乗機

ほぼ新金型というふれこみのキットです。メッサーシュミット Bf109シリーズとしては、一番シルエットのきれいな型ですので、どれくらい決定版なのか、気になりますね。こうして見ると、なかなかいい感じのシルエットになっていますよね。脚角度が立ち過ぎだったりするのは、たぶん組み方なんでしょうね。これくらいオッケーです。ハンサムなハルトマンも入っているので、これだけでも買いかな。
きっと、塗装バリエーションとか、いろいろ出て来ると思いますので、展開にも注目です。