【ファイルを検索してみましょう】

更新日 1997年3月25日


Windows 95 には、ファイルを探すための便利な道具が最初から備わっています。[スタート]、[検索(F)]、[ファイルやフォルダ(F)...]で、検索プログラムを起動して下さい。このプログラムは色々な条件で高度な検索をする機能を備えていますが、検索するための基本的な手掛かりを理解するために、ワイルドカードについて少しだけ覚えましょう。

このプログラムは、ワイルドカードのことを知らなくても困らないように設計されていますが、知っていると、確実に目的のファイルだけを絞り込み検索できます。例えば、Windows 標準の画像だけを探す場合の手掛かりとしては、拡張子が”BMP”であることですが、これらを全て探してみましょう。

名前(N): の所に半角で *.bmp と記入し、[検索開始(I)]ボタンを押すだけで、たくさんのビットマップ形式の画像ファイルが見つかることでしょう。見つかったらどれかのファイルをダブルクリックしてみましょう。この時、なるべくアイコンをダブルクリックして下さいね。操作ミスでファイル名をクリックしてしまうと、ファイル名の変更になってしまいます。もしそうなった場合は、[Esc]キーを押せば大丈夫です。ダブルクリックの代わりに、クリックでファイル名を反転表示(注目した状態)させて、[Enter] キーを押しても構いません。

自動的にペイントが起動して、その画像を表示してくれましたね。さて、名前(N): の所に *.bmp と書きましたが、この (アスタリスク)がワイルドカードです。ファイル名を全部書かないで一部にアスタリスクを使うと、「この部分が何であっても」という意味になるのです。例ではピリオドより前に使いましたが、後ろに使うこともできます。

ワイルドカードとして使える文字は他にもありまが、もう一つだけ紹介しましょう。 (クエスチョンマーク)を使えば「この位置の文字か何であっても」という意味で使えます。勿論組み合わせることもできます。例えば Excel で作成したファイルがあったとして、月間売上.XL? で検索すると、

  1. 月間売上.XLM
  2. 月間売上.XLA
  3. 月間売上.XLC
  4. 月間売上.XLD
  5. 月間売上.XLT
  6. 月間売上.XLS
  7. 月間売上.XLB

など、拡張子の末尾に関わらず、検索することができます。このように、検索する場合は何らかの手掛かりを元に探す必要があります。検索プログラムは、目的のファイルが一体どこにあるのか、または存在しているのかを知りたい時、非常に役に立ちます。他にも色々な検索方法が用意されているので、実際に試して使えるようにしておくといいでしょう。
 

探す場所を変えて検索したりしていると、実際には存在しているのに発見されないこともあります。これは多分プログラミング上のミス(一般にはバグといいます)があるからです。そのような場合は、一度検索プログラムを終了し、もう一度再起動して一から指定し直してみるといいでしょう。
 

検索とは違いますが、エクスプローラという便利な道具があるので、自分の機械の中には一体どんなファイルが存在しているのか、暇を見て眺めておくといいですね。購入して組み込んだパッケージソフトが、どこにどのように格納されているのか、何となくファイル名やフォルダ名から分かるものです。その状況が把握できるようになれば、自由にショートカットを作成したり、不要になったファイルを削除したりも、やがて手軽にできるようになります。