ブロードバンドの普及によって、あたかもローカルPCを操作しているような感覚で、「リモートデスクトップ接続」が手軽に使えるようになりました。例えば勤務先のPCから自宅のPCに接続し、まるで自宅で自分のPCを操作しているかのように、GUI(グラフィカル・
ユーザー・インターフェース)も自宅とまったく同様に操作できるのです。そこでまず自宅のPCに、「リモートデスクトップ接続」を受け入れる準備をします。デスクトップの[マイコンピュータ]アイコンを右クリックし、[プロパティ(R)]を実行したら[リモート]のタブに切り替え、下図のようにチェックを入れます。
セキュリティのため、例えばウイルスバスター2004のファイアウォール機能を利用している場合は、外部からの接続要求を通過させるための設定を行います。インジケータ(タスクトレイ)にあるウイルスバスターのアイコンをWクリックし、右側の[パーソナルファイアウォール]ボタンを押してから、[パーソナルファイアウォールの設定]ボタンを押します。
例えば現在、下図のように使用中のルールが[オフィスネットワーク]なら、ルール名リストでそれを選択(反転)し、[編集(I)]ボタンを押します。
[ルール設定]のダイアログで[除外設定]のタブに切り替え、[追加(D)]ボタンを押します。
下図のように除外設定名を書き替えるなどして、通常は[指定のポート(S)]にデフォルトの 3389
を指定すればいいのですが、安全性に配慮して別の番号を指定します。1〜65535の範囲でなるべく大きな数値を指定してください。
次に、リモートデスクトップのリスニングポートを変更したため、変更したポートで動作するようにレジストリを書き替える必要があります。[スタート]ボタン、[ファイル名を指定して実行(R)...]で、下図のように
REGEDT32 を指定し、レジストリエディタを起動します。

次のレジストリキーに移動し、
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Terminal Server\WinStations\RDP-Tcp
キー PortNumber をWクリックして値を書き替えます。
|