システムによって表示されているデスクトップのアイコン（Internet Explorer やごみ箱など）には、その左下角に小さな矢印が付いていませんが、ユーザーが置いたアイコン （Word や Excel など）にはどうしても小さな矢印が付きます。しかしこの矢印は簡単に取り除くことができます。

　→→→　

　

なお、Windows XP のベータ版を試用している際に、この矢印を取り除いていただけませんかとマイクロソフト社に要望したところ、「従来から採用しているスタイルなので、今回のＸＰから取り除くということはできません。」との回答でした。しかし、アイコンのデザインを損ない、いたずらに外観を悪化させているだけとしか思えないこの矢印、はたして何のメリットがあるのでしょうか。何らメリットを認めることができない邪魔物なら、廃止するのが一番ではないかと思いますので、早速自分の手で取り去ることにしましょう。

1. ［スタート］メニューから「ファイル名を指定して実行(R)...」し、レジストリエディタを起動
   大文字でも小文字でもいいので、半角で regedit と書いて［ＯＫ］ボタンを押します。
   
   　

2. レジストリエディタで、HKEY_CLASSES_ROOT\lnkfile を表示
   
   　

3. 空の文字列データである IsShortcut の項目を削除
   項目を右クリックして「削除(D)」したら、すべて終了後にＰＣを再起動してください。

レジストリエディタを使って削除した IsShortcut は、ＯＳの修復やシステムの復元をしない限り、自動的に追加されることはないはずですので、もしアイコンの矢印を元通りに表示したい場合は、レジストリエディタで文字列値として同じ位置に新規登録してください。