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Specification |
音を聴いてみる 準備中 |
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Body | Ash 2ply | |
Neck | Maiple | |
Finger Board | Ebony | |
Pickup | Barrtorini 9S | |
Bridge | Moon Original | |
Color | See-Through Red | |
Hardware | Gold Plate Moon Original | |
Manufacturer | Moon Corp. | |
Date of purchase | Juanuary, 2005 | |
comment |
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Moonのベースと言えばコレ、Moon JJです。しかもシースルーレッドのマッチングヘッド。JAZZ
BASSタイプのベースとしては3本目。まぁ、JJはMoonのオリジナルモデルなので、JAZZ
BASSタイプと言ったら怒られるかもしれませんね。
MC924の調整をお願いした工房のストックで置いてあったものですが、作られて20年経つとは思えない状態の良さです。 この楽器が作られた頃のMoonは、まだ出来て間もない時期だったこともあって、非常に丁寧で高級感のある楽器を作っていました。以前から持っているJJ-5と同じくPGMによる制作ですが、楽器としての出来はこちらの方が上。シースルーレッドにゴールドパーツの組み合わせは、TOTOのスティーブ・ルカサーと一緒にTOTOの4枚目のアルバム・ジャケットに写っているシェクターのストラトが起源と思います。当時シェクターの代理店だったMoonからは、シースルーレッドにゴールドパーツのギターやらベースがいっぱい出ていました。この楽器もその中の一つでしょう。ピックアップはシェクターじゃなくてバルトリーニですけどね。 音色は、ESPのJBに比べると落ち着いた感じで、上品だけど粘っこいところもある、っていう音です。出力はJBより少し小さめ。聞き比べてみると、ESPのJBは、一番耳に付きやすいやや高めの中域にピークがあるような音ですが、この楽器はそういうどっかにピークがあるような音はしません。逆に言うとこちらの方が素直で優等生的。SWRのアンプにもよく合います。ということは、ワイルドなロックにはあまり向かない印象で、フュージョンとか唄モノに合うかな、という印象です。とは言っても多分これでロック弾いたからといって、なんか不満、ってことはないと思いますけどね。 驚くべき(ちょっと大げさですけど)は、ブリッジが特別なものというわけでもない(フェンダーのスチールのヤツよりは重そうですけど)のに、ものすごく音に粘りと伸びがあること。サスティンはバダスをつけたESPのJBに負けないです。何のストレスもなく音が伸びます。BB-NE2には負けますけどね。ただ、4弦の駒の位置が弦の飾り糸のすぐそばにあって、ちょっと振動を阻害しているように思えるので、コレは何とかしないと... 2005/03/13 加筆 2005/03/12に、私がここ9年ほど出入りしていた@nifty(旧Nifty Serve)の楽器演奏系フォーラム主催の最後のセッションがあり、このベースを持っていきました。このセッションは、電子会議室上であらかじめメンバーと演奏曲を決めて、当日会場でぶっつけ本番演奏をするっていうものです。2005年3月一杯で@niftyのパソコン通信サービスが終了するのに伴って行われた最後のセッションでした。 ベースアンプの音とDIを経由した会場の出音はかなり違うので、会場の出音がどうだったかは当日の録音をじっくり聞いてみないと何とも言えませんが、ステージの上での演奏に使った印象は、レンジの広い、フラットな、落ち着いた音。プリアンプが入っていないパッシブサーキットの楽器なんですが、アクティブのJAZZ BASS系楽器のような、レンジの広さを感じました。 演奏した曲はみんなインストロメンタルの昔のフュージョン系の曲だったんですが、そういう曲に似合う音でした。低い音側の音の伸びがいいです。 言葉にするのは難しいけど、見た目から受ける印象通りの音だと思いました。また、Moonっていうブランドに私が抱いているイメージそのものの音。Moonのベースは他にも2本持っているけど、このベースが一番Moonらしい気がします。 セッションのための練習をしているときに気が付いたんですけど、このベースはネックの鳴りがとても良いです。こんなに鳴るネックはそんなにないかも、というぐらいの感じです。もちろんボディもよく鳴るんですが、特にネックの鳴りが良い。 こんな良い楽器に巡り合わせてくれた札幌のショップの方に感謝です。 |
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