@ワンポイント <ピッケル>
雪山の必需品にピッケルとアイゼンがあります。
ピッケルには杖代わりの役目のほかに、滑落停止の目的があります。遠い昔は80センチだの90センチだのという長いものが主流でしたが、今はどちらかというとバランスを取るという考え方が主流なので、短かめで良いと思います。もちろん身長によりますが、女性なら60cm〜65cm、男性は65cm〜70cm位と考えていただければ良いでしょう。今はかなり軽量なものが出ています。
腕力に自信のない方でも、充分に使いこなせる重さです。基本的に、ピックは常に山側に向けてください。登りは前向き、下りは後向きです。そうすればスリップした時に、すぐにピックを差し込めるはずです。
冬期には金属部分が低温になり、間違ってブレード部の金属を素手で触ってしまうと手が引っ付いてしまいますので、細かい仕事をする際などはインナーグローブをつけた状態で行なって下さい。
ピッケルと一緒に準備する物としてピッケルバンド・ピッケルカバー・石突きがあり、ピッケルに最初から付属していない場合には別途購入して下さい。
ピッケルバンドはピッケルと体を繋げる、山の斜面などで落としてしまわない為の紐(またはテープ)状の物です。これ自体にはそれほど強度が無いので、自己確保等に使用する場合にはザイル等を使用してください。
ピッケルカバーはピッケルのピックを使用しない時に、石突きも使用しないときのカバーですがピッケルの形によってカバーも異なります。
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