XANO明朝フォントについて

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最新版:

■XANO明朝フォントとは何か

株式会社日立製作所と株式会社タイプバンクが共同開発した「日立明朝体 32x32ドット ウエイト3 フォント」(以下「日立明朝Mフォント」) に関する「フォント権利使用許諾契約」(以下「HPS内田契約」)に基づき、内田明が開発・製作、配布を行うフォントの1つを、XANO明朝フォントと呼びます。

内田は、HPS内田契約に基づいて、株式会社日立製作所と株式会社タイプバンクが保有する日立明朝Mフォントの利用権――すなわち、日立明朝Mフォントに表現されている文字の骨格、文字間のデザイン統一に関わる仕様、文字を構成する要素のデザイン・組み合わせ方・バランス等を派生フォントにおいて再現し利用する権利――を使用し、XANO明朝フォントの開発・製作、配布を行っています。

まず、ビットマップフォントである日立明朝Mフォントのうち、JIS C 6226-1983 (通称「83JIS」) にある漢字グリフを機械的に平滑化・アウトライン化して得たTrueTypeフォントを、「ANO明朝フォント」と呼んでおきます。

また、HPS内田契約によりANO明朝フォントを改造・拡張して得た漢字グリフ集合を、「拡張ANOグリフ集合」と呼んでおきます。拡張ANOグリフ集合には、2004年2月29日現在、JIS X 0213:2004(以下「2004JIS」)の1面漢字の全てと、2面漢字の一部が含まれています。

XANO明朝フォントとは、内田が独自に製作した2004JISの非漢字等を実装するフォント「ORADANO明朝フォント」と、拡張ANOグリフ集合、そして、和田研漢字分科会により製作・配布されている「和田研明朝フォント」の補助漢字版から得た漢字グリフ集合とを結合して製作された、2004JIS実装水準4のTrueTypeフォントです。

■XANO明朝フォントの利用

■XANO明朝フォントの免責事項

XANO明朝フォントは、「あるがまま」で提供される物であり、製作者および再配布者は、公的・私的な規格や言語慣習への適合性、何らかの用途への有用性などの、品質に関する保証を一切行いません。

このフォントの利用に起因する損害に対し、その責任はすべて利用者が負うものとします。損害の起こる可能性が知られていた場合でも、製作者および再配布者は、法的・道義的な責任を負うことはありません。

製作者および再配布者は、このフォントに不具合が発見されたときに、それを修正・告知する義務を負いません。

■FAQ

「XANO明朝」ってどう読めばいいのでしょうか?
判りません。たぶん、「かくちょうあのみんちょう」とか、「えくすあのみんちょう」とか、そんな感じです。

内田明
email: uchida@happy.email.ne.jp
PGP public key: http://www.asahi-net.or.jp/˜sd5a-ucd/PGP.html