2X4工法を応用した、ガーデンシェッドです。
外装は杉板張りになっています。観音開きの扉も2X4材と杉板で作ってあります。
W150XD60XH220のサイズです。

 
まず、2X4材とOSB合板で床面と後面を作ります。
続いて前面と側面を組立てます。後でこの面には2mm厚の合板を張ります。
外装の杉板は9mm厚にプレーナーで仕上げ、ルーターで実加工を施してあります。
木材の保護塗装には、一度の塗装で高い撥水性能を発揮するとの評判が高い「インウッド」を使用しました。この塗料は今まで使用していた国産のオイルステインと比較して粘度が低いため塗り易く、同じ量で広い面積の塗装が可能でした。
乾燥中の杉材です。「インウッド」は、臭いも少なく工房の中での使用にも問題ありませんでした。杉板を保持しているのは使わなくなったスタンドタイプのCDラックです。ベースを取り外し横にして再利用しています。

前面と側面には合板を張った後、透湿防水紙を張ります。
風当たりの強い場所に設置するため、雨水進入防止策です。
杉板を「実」部分が上から被さる様に、下部からステンレス釘で張っていきます。

扉のパネルになる杉板の実加工作業です。
杉板の実加工の幅は、乾燥後の収縮を考えて、20mmと大きく取ってあります。

扉の製作過程です。
2X4材で作ったレールとスタイルに杉板を差し込んでいきます。レールとスタイルも前もって、「インウッド」で塗装しておきます。
ドアの出来上がりです。この後、丸棒から作った「取っ手」を付けました。
ドアを取り付けて、ガーデンシェッドの完成です。
屋根はOSB合板+アスファルトルーフィング+アスファルトシングル葺の本格的なものとなっています。

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