20年も前に購入した B&OのBEO System 2300 ですが、一度の修理(内部のメモリ保持用電池切れ)を経て、いまも完全に動作しています。デザインも美しく、いま、買いなおしてもこれよりここにふさわしいシステムはない気がして、このまま使っていくつもりです。
ただ、修理のときに担当者から言われたことは、
「CDドライブ(フィリップスのCDM-Pro)が壊れたら、もう修理不能ですので、その時は外部入力(AUX)を使って入力してくださいね。」
まあ、修理の可否以前に、いまどきCDをもってきてリビングで聴くかよ、って話ですよね・・・てことに、改めて気が付いたのでした。
つまり、ここは タブレットPC を接続して、ファイル再生を可能なシステムにすれば、CDドライブが壊れる心配もしなくてよくなります。
しかし、裏面を覗くと、件のAUX端子は、B&O独自の DIN 7pin タイプ。

昔、オーディオの接続で使われていたDIN端子は5pinですから、あれとは違う。それじゃ、端子配列もわからんじゃないの。
仕方がないので、ネットで調査しましたところ、以下の端子配置がわかりました。

ちなみに、端子番号は順番が交互ですが、これは心配しなくても、ハンダづけする端子面に小さく印字されています。
ここまでわかれば、細かいハンダづけは得意技ですから、後は簡単。ステレオミニピンプラグの接続コードをコードストックから探しだします。
ライン入力同士なので抵抗入りじゃないやつです(最近のイヤホン端子はライン出力と同等です)。
この線は、いろいろな機材のおまけで付いてきますから、買わなくても、たいていどこかには落っこちているでしょう。うちにもありました。
DIN 7pinプラグは、アマゾンに売ってました。え、さずがにすごいな、アマゾン。
片方のステレオミニプラグを切り落として、DIN 7pin を接続します。

この線の、ステレオピンプラグをタブレットのイヤホン端子に、DIN 7pinをBEO System 2300のAUXに差し込めば、完成です。
タブレットPCは、一応互換性も考えて、WINDOWSマシンにしました。怪しそうなメーカーのタブレットはたくさんありましたが、個人的に信用しているASUS製の2in1 PCがアマゾンに4万円台であったので、それを購入。(ASUS
TRASBOOK T100H)
磁石でくっつくキーボードもついていますが、それは、必要な時だけ出すことにして、タブレット状態でBEO Systemの上に置くことにしました(トップの写真)。黒バックのガラスパネルなので、なんだかB&O純正みたいな雰囲気になってます。

再生ソフトは面倒くさいので、Windoows Media Playerにしておきました。そこで初めて知ったのですが、WIN10のWMPは、FLACでの読み書きができるんですね。これなら、問題全然ないです
これはなかなか便利です。気に入りました。
2016年9月
グリルの再塗装 (2019年8月)
BEO Sysyemも、20年以上が経過し、スピーカーグリルの日焼け劣化が気になっていました。もうグリルは売っていないので、自分でレストアするしかありません。赤のサランネットは売ってはいますが、こんな小さなサイズでは買えないのと、しわを作らずにうまく貼り換えられるか、ちょっとわからないのもあって、迷っていました。
そこで思いついたのが、再染色。簡単に着色できるスプレーとかないかしら、とアマゾンで調べましたら、ありました。染色スプレー。
桂屋ファイングッズ 布染めスプレー アリテックス レッド 80ml
1260円とお安いので、早速取り寄せて、再染色してみました。
写真は、上が染色前、下が染色後。

ムラもなく、鮮やかな赤グリルがよみがえりました。手間もかからず、お金も最少で、大成功です。
2019年8月
|