ゲームの冗談


対応急がれるゲームの2000年間題

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(4月1日付新聞記事)

 アメリカ最大のゲームプレイヤーの連合体である全米ゲームプレイヤーズ協会(UGC)は3月、 いまだに多くのボードゲームの2000年間題対策が完了しておらず、 このままでは新年以降のゲームプレイに大幅な支障が出るという観測を述べた。 特に大きな問題となるのは使用しているダイスが2000年間題に対応していないために発生する障害で、 例えばこのようなダイスを使用したモノポリーでは「G0」を通過しても給料がもらえない」 「ゾロ目を出したのに刑務所から出られない」といった不具合が発生することが懸念されている。 またバックギャモンではヒットされた駒がバーから戻れない恐れがあるとの指摘があり、 全米バックギャモン協会は世界大会を当分延期すると発表している。 特にダイスがメインとなるゲームでは障害の範囲が絞り切れず、 同協会は安全が確認されるまではライアーズ・ダイス等、 大量のダイスを使用するゲームはできるだけ控えるべきだとのコメントを出している。 大手ゲームメーカーのハツブロは 「1998年度以降に販売されたゲームに使用されているダイスは全て2000年対応済みであり、 それ以前に販売されたゲームについては12月2日〜14日に限り全営業所で無償でダイスの交換に応じる」 とのコメントを発表した。 カードゲームについてはトレーディングカード最大手のウィザード・才ブ・ザ・ゴ一ストが 「当社のトレーディングカードゲームの場合、マナが0を下回った場合ゲームがハングアップする不具合が発生するが、 該当のデッキは2000年以降非公認となるため対応を行わない」 という発表を行いユーザー内で物議を起こしている。 プレイングカードについてはパイシクル社が 「プレイングカードは1800年でも1900年でも問題は発生しておらず今回も何も起きないはず」 という意見を表明した。 カジノ施設についてはルーレットの00が1900か2000か判定できないのでは、 という問題が発生すると考えられているが、ラスベガス市、モンテ・カルロ市、香港、 マカオ等が総力を挙げて対応中とのことであり、 各市の財力をもってすれば問題は解決できるとの見方が大勢である。 ちなみに国内では多くのメーカーが 「国産のダイスは和暦を採用しているため何ら問題ない」 との見解を早々に発表したが検証は必要との指摘も後を絶たない。 花札については十二進法を採っているので問題はないと専門家は語っている。 またワードゲームについては2000年間題の心配は無く、 第7回たほいや大会は予定通り行われるものと主催者のたほいや氏は語っている。


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